2011-09-10

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再調整した仕様やゲームバランスがだいぶ形になってきたので、SEを追加したうえで、今度はPixel君に触ってもらった。前回と逆で、今度は難しすぎたっぽい。

今回は動画でなくチャットのみで状況を伝えてもらってたんだけど、どちらかというと単純な難度の問題よりも、「自機が味方の弾に弾かれて敵に当たったり、味方がはじき飛ばした敵が高速で飛んできて避けきれずに死ぬ」「いきなり上から敵が降ってきて死ぬ」「浮いた敵に弾が当たらないのがわかりにくく、ストレスになる」など、自分で遊んでる分にはあまり気にならなくなってしまっていた部分にすごく引っかかったらしい。

すっかり操作にもゲームの仕様にも習熟してしまってそういう感覚がわからなくなってしまっているので、ちょっとでもはじめて遊ぶ気分に戻るために試しに「右手でWASD操作、左手でタッチパッド」という操作系で遊んでみると、Pixel君がどうしてそういう状況になったのかがなんとなくわかるようになった。

ゲームに不慣れな状態だと自分から動くことが少なくなるので、自然とあまり動かずに真ん中に固まって敵を狙うようなプレイスタイルになりがち。

そうなると、動き回っているときにはほとんど気にならなかった、味方の弾に弾き飛ばされたり、降ってきた敵に対応できなかったり、突っ込んでくる敵を撃って浮きあがった物が突っ込んできてそのままやられたり、みたいな場面が発生しやすくなる。

自分が普通に遊んでるときには、開発初期に箱型の敵が動き回らないと絶対死ぬような調整になってた頃の名残で、つい動きながら戦う習慣がついてしまってたのだけど、たしかに慣れないうちはあまり移動しないほうが死ににくいし、そうなると外周に行きたくなるような理由も存在しない。

さらに、ゲームの仕様上、前回の自分の移動につられて動くような傾向ができてしまうために、一機目が中央付近にとどまっていると、二機目以降も同じように中央に固まる傾向になり、その結果、いきなり毎回中央上空から降ってくる箱や大箱に潰されて死ぬことになる。

ある程度は動き回ってもらう事を前提にバランスや敵の配置などを組み立てているので、足を止めて止まった状態が続くのはあまり好ましくない。そこで、対策として外周に移動したくなるような理由を作るために、画面端にアイテムを設置してみたら、一応はそれなりに効果はあったっぽい。

最初の1プレイ目で端に移動すると、2プレイ目以降もそこについていくような傾向になるため、中央に固まってる時に比べて多様性のある展開になりやすくなったようだった。

こういうのは自分だけでやっててもなかなか気づけないので、できればもう数人、違った遊び方をする人の動きを見ていろいろ考えてみたいところ。この手の問題はまだまだたくさん残ってそう。

その他にいくつか出ていた、敵が浮いたり、降ってきた敵にいきなり潰されたり、というような問題点に関しては、ある程度は慣れて動き回りながらプレイするようになればそこまで気になるものではなさそうな状態にはなっていそうだった。

こういった要素はこのゲームでの数少ない学習部分であったり、展開の多様性を作り出している要素でもあるし、「過去の自分との協力」を生かしてもらうためにも最初のうちはある程度早い段階で初見殺し的に死んでもいいのでは?と考えて、慣れる事ができる範囲のものであればできればそのままにしておきたい、と判断して放置する事に。

後から考えればこれは大きな失敗だったと思っているのだけど、こういったバランスをどうしたらいいのかは毎回本当に悩む。