■ [.S]ICO 
発売日以来長い間プレイを中断していた『ワンダと巨像』を先日から再開し、今日の昼にようやくエンディングを見ることができた。
せっかくなのでクリア記念として久々にドッツで何か作ろうと思ってワンダやアグロをドットに落とそうと試行錯誤したものの、自分の腕ではどうやっても黒馬のアグロがなんだかよくわからない黒い塊にしかならなかったために、ワンダは諦めて『ICO』をネタとして作ることにしてみた。.Sのゼビウスセットで追加された灰色の階調には明るい色が多くて暗色が少ないので黒いものは作りにくいけど、その分、白系の多いICOの絵は作りやすい。
ICOをはじめてプレイしたとき、最初のうちは「よくできたアクションパズルだな」くらいに思いながらゲームを進めていたけど、風車を過ぎたあたりでふと気がつくとすっかりICOの世界に引き込まれていて、終盤の正門を出てからの約一時間ほどの出来事と、そこからエンディングにつながるまでの体験は、忘れ難いほどに強く印象に残っている。
純粋にエンターテインメントとしてはワンダよりもICOの方が好みではあるけれど、ワンダはワンダで独特の魅力があった。クリア後の余韻に浸りながらサントラを聴いていると、ゲームという媒体でしか表現のできない感覚もあるのだ、ということを改めて思う。ゲームを取り巻く状況は特にこの１年ほどで大きく変わってきてはいるし、今後もその傾向は強くなっていくのだろうけど、できることなら時々でいいからこういった独特なゲームで遊ぶことができるくらいの多様性には、なくならないでいて欲しい。
