■ 帰省 3日目
実家で飼っている猫。7年ほど前、白と黒の2匹の子猫が家に迷い込んできたのをきっかけに飼いはじめた。とても仲の良い2匹だったけれど、黒い方が数年前に行方不明になって戻ってこなくなり、今では白いほうだけが居る。白黒の2匹が陰陽のマークのように丸く寄り添って寝ている光景をもう見ることができないのが寂しい。
親戚から預かっているモモちゃん。最初は見慣れない人がいるので落ち着かない様子だったけれど、しばらくすると安心したのか耳をひょこひょこと立てたり伏せたりしながら側に居る人を巡回して愛想を振りまいている姿がとても可愛らしい。
ひとしきり犬や猫と遊んだ後、夕方の飛行機で大阪に戻る。あいにくの曇り空だったけれど、離陸直後と着陸の前にはしばらくのあいだ雲の下を飛ぶので、その間に地上の様子をじっくりと見ることができた。前回飛行機に乗ったときには窓の外を見てもどこを飛んでいるのかほとんどわからなかったけれど、最近Google Mapsで上空からの映像を見慣れているおかげか、今回はどんな経路で飛んでいるのかをかなり正確に把握することができた。
松山空港から伊丹空港への航路は瀬戸内海の上空を直進して神戸方面から入るのだと思っていたけれど、大阪が近づいて雲の下に出ると、眼下に和泉山脈と海に浮かぶ関西空港が見え、和歌山から北上するルートを飛んでいることがわかった。ちょうど先日に自転車で走っていたあたりが見えていたので、あの辺が堺市、あの辺が住之江…、などと見当をつけるのが楽しい。あたりまえの事だけどプロペラ機といえども飛行機の速度は速く、この前にあれだけ苦労して通った道もあっという間に通り過ぎてしまう。
地平線まで小さな家がLOD無しで並んでいる光景はいつ見ても圧巻で、北に進んで梅田に近づくにつれて家や畑が減ってビルが増えていく。これだけの数のビルをすべて立方体で作ったとしたらどれくらいのポリゴン数になるんだろう?などと考えてしまうのは職業病か。
地下鉄に乗って家の近くに戻り、いつもお世話になっている近所の叔父さんにお土産を渡してから帰宅。ぎりぎりの時間になってしまったけれど選挙に行く。