■ [開発][プログラミング]ゲームプログラマになりたいけど、何を勉強しておいたら良い?
http://www.issei.org/blog/archives/000258.html
CG に関しては新卒なら Real-Time Rendering 2nd Ed. 一冊読んで理解しておけば十分で、あとは必要になる都度 google、OPAC で文献探せば実務もほぼ間に合う。数学が嫌いでないなら、線形代数・解析・群論あたりはまじめに勉強しておくと報われる事あり。
ゲームプログラミングで難しいのは、実は技術面ではなくプロジェクトのワークフローを作り上げる部分なんだけど。それが分かる頃には、自分の進む道も見えてくるはず。
ちなみに、上に挙げたことを一通り押さえているプログラマはうちの現役でもさほど多くないです。時間がある学生時代に、ちょっと計画的に時間を使って勉強しておけば、技術面で頭抜けることは簡単。むしろ、ゲーム屋はその程度の努力で抜きん出られる現場技術者層の薄さと、技術力を使いこなせる(十分な金に換えられる)だけのビジネスを用意できる経営陣が少ないのが難です。
「ゲームプログラマの仕事」って何なんだろうな、と思う。
仮に十分な技術力があったとして、その技術力を十分な金に換えるのは経営陣の仕事なのかプランナーの仕事なのか、プログラマの仕事なのか。末端近くにいる限りではどうにもできないことも多々あるだろうけど。
「ゲームプログラマ」に求められる能力って何なのか。
適正やスキルは人それぞれなので、ツール開発やシステム設計が得意な人、3DCGや数学、アセンブラなどに特化した技術を持った人、リーダーとしてチームをまとめる能力に秀でている人やゲームの面白さを引き出すセンスが抜群な人などいろいろなタイプのプログラマがいるし、チームはそのような人材のバランスが取れている必要がある。もちろん「何でもできる」のが理想だろうし、仮にチームになにかの技能が欠けていたとしてもそれはそれでそれなりにゲームは完成してしまう。
それ以前に「ゲームを作る」ってどういうことなんだろう?
どうしてゲームを作りたいと思うのか、なぜそれを仕事に選ぶのか。
そのためにはどんなスキルが必要で、何を学ぶ必要があるのか。
■ [本][購入]
今日は本が大量に届いたので早めに帰宅。
- すごい会議-短期間で会社が劇的に変わる! 大橋 禅太郎
- 実践マルチスレッドプログラミング スティーブ クライマン
- ゲームプログラマのための数学・物理学入門 Wendy Stahle
- スーパーボディを読む 伊藤 昇
- 海のふた よしもと ばなな
- ゲーム開発者のためのAI 入門 David M.Bourg
- システムの科学 ハーバート・A. サイモン-
- 計算機プログラムの構造と解釈 ジェラルド・ジェイ サスマン
『アンドロイドの脳 人工知能ロボット"ルーシー"を誕生させるまでの簡単な20のステップ』は期待していた以上に面白い。さっき読み始めたばかりでまだ半分くらいしか読めていないけど、研究者ではない素人が生物学的なアプローチで思考して動くロボットを製作する過程の話。この方法論でどこまで動くものが作れるのか。続きが楽しみ。