2008-07-23

罪と罰」には、“3つの初心者救済策”が用意されてるんです 「罪と罰」には、“3つの初心者救済策”が用意されてるんです   - Nao_uの日記 を含むブックマーク はてなブックマーク - 「罪と罰」には、“3つの初心者救済策”が用意されてるんです   - Nao_uの日記 「罪と罰」には、“3つの初心者救済策”が用意されてるんです   - Nao_uの日記 のブックマークコメント

でね、実は「罪と罰」には、

“3つの初心者救済策”が用意されてるんですよ。

1つめが今言っていた「トレーニングモード」ですね。

2つめが、「タイトルデモ」です。それを観ていると、

「ステージ1-1」を例にしてゲームの進め方を

すべて説明してあるんですね。

3つめが、「ステージ0-0(草原)」なんですよ。

で、私は、最初のステージは絶対に、

練習とは気づかせないような練習ステージに

してもらわないと困る、と断言してるんですよ。

これは、初めてゲームをやる人は、

絶対にいきなり操作ができないから。

そこを救済しないと、その時点でお客さんは

逃げていきますよ、と。

これもずいぶん話し合いをしたなかで納得していただいて

まず「ステージ0-0」を作ってもらいました。

これが1つ目の救済策です。

 

次に、それでも対応できない人がいるから、

「トレーニングモード」を作ってください、と。

初めてのお客さんで、すぐゲームを始めた人も、

スタートして「ステージ0-0」をクリアするだろう、と。

でも、それでも操作ができなくて

「ステージ0-0」で行き詰まったときに、

ハッと我に返って、

「トレーニングモードがあるわ!」と、

そこで操作に慣れてくれる。

そうしたら、救済できるではないか、と。

「トレーニングモード」がなかったら、

64の電源を切るかもしれないんですよ。

で、これで救済策が2つになって、

かなりの人を救済できます。

3つめは、

任天堂のゲームでは、気をつけていることがあって、

「取扱説明書」を読まなくても、

ゲームにすんなり入り込めるような配慮をする、

という工夫がされてるんですね。

その一環として、「タイトルデモ」の中に、

ゲームの説明を入れるということを

多くのゲームでやっているんですよ。

で、当然「罪と罰」でもそれはやりましょうということを

説得して入れていただいたわけですね。

 

で、トレジャーさんの判断として“新宿のステージ”で、

つまり「ステージ1」を使って、

「タイトルデモ」を作ってくれました。

それを観ている初心者のお客さんは、

「トレーニングモード」で操作に慣れて、

「ステージ0-0」がクリアできて、

本格的にゲームが始まる「ステージ1-1」も、

すでに「タイトルデモ」でその場面を見ているので、

初めてゲームをやる人でも、

「ステージ1-1」までは、スーーーッと行けるんですよ。

その頃には、もう「罪と罰」にかなり慣れていて、

ゲームが楽しいと思えるテンポで先に進めるわけですね。

難易度の設定については、

たとえば、ある敵キャラがいたら、

「イージー」では攻撃してこない、

「ノーマル」「ハード」の時だけ攻撃してくる、

ということは極力避けてください、と。

難易度「イージー」でもちゃんと攻撃してくるけれど、

その攻撃が自分に当たらない、とか。

そういう配慮によって、「自分が上手い!」と

思えるような遊ばせ方をしてください、と。

で、当初、トレジャーさんからいただいたゲームでは、

現在の難易度「ハード」に当たるものが

「イージー」モードでした(笑)。

 

前川:

わっはっは(笑)。

今の「ハード」が当初のデフォルトでしたね(笑)。

 

山上:

その上にさらに難易度の高いモードがあったんですね。

で、僕らもとてもじゃないけどクリアできなくて(笑)。

難易度の初期設定をどう考える?“イージー”それとも“ノーマル 難易度の初期設定をどう考える?“イージー”それとも“ノーマル - Nao_uの日記 を含むブックマーク はてなブックマーク - 難易度の初期設定をどう考える?“イージー”それとも“ノーマル - Nao_uの日記 難易度の初期設定をどう考える?“イージー”それとも“ノーマル - Nao_uの日記 のブックマークコメント

で、あらかじめ難易度のモードをいくつか

用意しなくてはいけないんですけども、

人というのはすごく面白いもので、

“ノーマル”と“イージー”と書いてあって、

買ったときの設定がノーマルになっていると、

自分で“イージー”を選びにくいんですね。

 

で、“イージー”“ノーマル”と書いてあって、

最初にイージーにカーソルが合っていると、

スッとイージーから遊び始められるんですね。

で、そういうこともあって、

最初のモード設定は、絶対に

“イージー”にしておきましょう、と。

 

そうすれば、仮に、

「俺はノーマルからやるんだ!」と言って、

ノーマルにカーソルを合わせてゲームを始めて、

途中で行き詰まった場合に、

「あ、そうか、最初はイージーになってたから、

 やっぱりイージーから始めなあかんのや……」

という気持ちで、スッとイージーを選択できます。

難易度の下げ方は、単純に敵の数を減らすとか、

敵が撃ってくる弾の数を減らすとか

ただ、ダラダラと進むのとはちがいます。

攻撃はきちっとしてくる、けれども、

簡単に避けられるとか、うまいタイミングで

“LIFE”(命を延ばす)アイテムが拾えるとか、

そういう部分で、

「自分ががんばれば、なんとかなるんだ」という気持ち、

つまり、先に進むことが

楽しいと思えるような作りにすることを

トレジャーさんに心がけていただいたんです。

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