■ [ゲーム][感想]メタルギアソリッド4(2)
ACT2終了時点まで。今のところ、前作である3の序盤の感想とよく似た印象。動画部分は凄いんだけどプロモーションで見たことがあるものが多くて新鮮味が薄く、地味なシーンでは時間当たりの密度が薄くてだれる。
ゲームのシステムも複雑というか煩雑というか、わかりにくい部分が多くてやたらと詰め込まれてる各要素がうまく連携できてない感じ。ゲームプレイとイベント部分のつなぎ方も気になる。
ステルスゲームとして遊ぶ分には洗練されていなくてあまり機能してない要素群が気になって今ひとつ楽しめないし、割り切ってTPSとして遊ぼうとしても煩雑な操作が邪魔してあまり気持ちよくない。
スクリプト制御で体験を提供しようとしてる部分はプレイアブル中のモーションや移動のさせ方が今ひとつで演出不足に感じるし、オープンフィールドならでは偶発性に関してもマップが狭いのとAIのデキがあまり良くないために完成度が低く感じられる。それでも動画のクオリティと量だけは傑出してるので全体としてみればそれなりに楽しめてるけど、どうにも中途半端な感じは拭えない。もしかしたら難度をもう一つくらい上げれば印象が変わるかも?
プレイメモを見てみたいという話が出てたので、とりあえずACT1終了までのものをまとめてみた。量も多いしネタバレ満載なので別リンクに。
- メタルギアソリッド4 プレイメモ(ACT1)
■ [ゲーム][感想]メタルギアソリッド4(3)
とりあえずクリア。
ACT3の後半あたりから少しづつ面白くなってきて、最終的には前作よりもさらに満足度の高い、いい終わり方で締めくくられたように思う。今なら、買ってよかった、最後まで遊んでよかったと素直に思える感じ。
MSX2版の1作目から数えると20年以上続いてきたシリーズの集大成で、これがスネークの物語の結末なのか、と考えると感慨深いものがある。画面内に3人しか出せない敵から身を隠しつつ潜入してたあの頃から考えると、本当に遠くまで来たものだと思う。
結局ステルスゲームとしてみたときの不満点や操作不能時間の長さなど、ゲーム内容にはいろいろと疑問の残る部分はあるにしても、終わったあとの印象ではそのような欠点も相殺して帳消しにしてもいいかな、と思えるくらいには楽しめた。その辺は3のときと似た感覚。
とはいえあくまで個人的感想で1作目から遊んでるこのシリーズへの思い入れ補正も大いに入ったうえでの印象だろうから、このゲームが合わない人が遊べば全く別の感想になるかもしれないけど。PCエンジン版スナッチャーのACT3にも全く抵抗はなかったので、それと似たようなものだと思えば。