■ 矢野さとるは数億円の税金の無駄遣いを止めたのかもしれない。
アキバの事件で、政府が犯行予告検地サイトの開発に数億の税金を投入するというニュースを受けて、矢野さとるは2時間くらいで犯行予告検索サイトを作ってしまった。笑った。
ここで、数億円の受注を取ろうとしてしまうのがITゼネコンだが、すぐ作ったさとるはエラいと思う。本当に2時間でつくっていた。もっというとプロトは25分で作っていたと思う。
■ 電子政府を襲うチープ革命
確か未踏でも似たようなことあったな。マッシュアップ万歳だし、何億もかかると豪語したの誰だよ。けど何億の税金無駄遣いとか、電子政府の非効率でいうと序の口。社会保険庁とか年間何百億かけて、名寄せひとつできない体たらくだし。ITゼネコンと揶揄するのも結構だけど、どうしたらいいんだろうね。
さて予告.inと似たようなものを政府調達にかけるとしよう。
- 来年度の予算に要求を出す (時期が決まっている)
- RFPをつくって分離調達を実施 (翌年度に入ってから)
- 複数企業による入札
- 要件定義とか基本設計をコンサルが請ける (さらに何ヶ月)
- コード書けない奴の書いた面倒な仕様通りに実装して工数がン倍に
- 惰性で高いサーバーとかAPサーバーとか商用RDBMSとか買う
- 提供され続けるか不明なのでマッシュアップは認めない
- 関係者が増えたんでプロジェクト管理に担当者をつける
- 高いカネ取るしテストもちゃんとやらないとね
- 出来の悪いプログラマが低いモチベーションで汚いコードを書く
- 泣きながら受注金額に応じた規模の仕様書と報告書を起こす
- 関係者が増えると途中からアレコレ仕様変更の要望が入る