2005-08-21

[][] 2005-08-21 - Nao_uの日記 を含むブックマーク 2005-08-21 - Nao_uの日記 のブックマークコメント

久々に洋ゲーを人から頼まれた分と資料用であわせて5本、まとめて購入した。

とりあえず今日遊んだ3本の簡単な感想を。

Project: Snowblind

近未来の香港を舞台にしたSF-FPS。主人公は最初のステージで負傷した仲間を助けようとした瞬間に爆撃されて死亡し、ナノマシンによる改造でサイボーグとして蘇る。壁を透視する能力やまわりの時間の進みを遅らせる能力、無敵のシールドなどを駆使して戦う。

シナリオ進行や敵配置が上手く組み立てられていて、それほど広くない屋内マップを行ったり来たりすることが多いけれどプレイ密度は濃い。特攻すると一瞬で死ねるゲームバランスのため、敵銃座が集中していて突破が困難な正面を避けて裏から回り込んだり、2階に上って窓の隙間から敵銃座にグレネードを投げたりなど、力押しだけでは進めず、いろいろな武器や能力を駆使すると楽に進めるように作られている。マップ構成も単調にならないように工夫されていて、敵に対する位置取りや回り込み、弾薬・回復などのアイテム集めを意識して行いたくなるような構成になっているなど、地味ながら良く練られているように思った。

ゲーム自体はとてもよくできていて、飽きさせない展開の繰り返しで遊んでいてとても面白いのだけど、他人に勧めるには派手さに欠ける印象があり、メジャー感が足りないのが欠点といえば欠点か。

Nanostray

グラフィックが綺麗と評判の、DSには珍しい『シルフィード』『レイストーム』のような奥行きのある画面構成の縦スクロールシューティング。パワーアップは一切存在せず、デフォルトで持っている4種類の武器+ゲージ消費で使えるそれぞれのサブウェポンが自機の武装となっている。サブ武器ゲージは敵編隊を倒すと出るアイテムで回復する。縦STGなのに一発死でなくダメージ制になっているのが特徴的といえば特徴的かも。

  • 良い点
    • DSにしては絵が綺麗
    • STGがDSでは他にあまり出ていない
    • ステージ選択制なので空き時間に遊びやすい
  • 悪い点
    • パワーアップが存在しない
    • 敵の出現パターンが単調
    • 高速で避けにくい弾が多い
    • ダメージ制のために緊張感に乏しい
    • 武器選択がタッチスクリーンでしか行えない
    • ゲージ類が下画面にあるためにメイン画面から目を離さないと見えない

なんとなく「良くできた学生作品」みたいな印象。起伏の少ない淡々とした展開で、STGは好きだけどどこが面白いのかはあまり理解できていない人が作ったような感じ。なんとなく『Alien Hominid』に通じるものを感じた。

ACTIVISION ANTHOLOGY

アクティビジョンのATARI2600等の46タイトルが収録されている。元のゲームの発売時期のせいなのかハードの性能のせいなのかはわからないけれど、MSXのBASICの一画面プログラムの方がまだ面白いモノが多いのでは?と思えるくらいにまともに遊べるタイトルが少ない。初プレイであるにもかかわらずどうやったらゲームオーバーになれるのかわからない単調なSTGや根本的に遊び方のわからないゲームなどもあり、全タイトルを見る気も起きないほど。まったくプレイしたことのない、先入観を持たない状態で古いゲームを遊んでみて何か得るものがないかと期待していたけれど、これは選択を誤ったような気がする。とりあえず、ファミコンの初期タイトルの偉大さはよくわかった。