■ [ゲーム][感想]地球防衛軍２ 
NORMALモードを陸戦兵でクリア。なんだか前作より難しくなっている気配。かなり死んだ。今回は全部で約70ステージあり、短めのミッションもあるものの全体としてみるとボリュームは少し多すぎるようにも感じた。少なすぎて困るよりはずっといいので贅沢な話ではあるけれど。とりあえず満足。なんだかんだで結構時間がかかり、今日もエンディングを迎えるころには夜が明け始めていた。
今回は同一マップ内でもエリア毎に地形や雰囲気が変えてあり、同じマップを使ったミッションでもスタート位置を変えたり、道を塞いで逆方向から攻略させたりして絵的にもゲーム的にもバリエーションが豊富に見えるように作られているのが上手い。敵やマップの組み合わせによって有効な戦術も大幅に異なるため、ミッションごとの武器選択も以前よりも重要になっている。細い通路や洞窟などの追加により、前作では使いにくかったイロモノ的な武器にも活躍の場ができたのは嬉しい。
個別のシチュエーションやイベントなどを一つ一つ手間暇かけてカスタムで作りこんで物量を増していく方向性はクオリティを上げやすいかわりに費用対効果が悪い。低コストで面白いものを作ろうと思ったら、他の要素と有機的にリンクして相乗効果が得られるように個々の部品を作り、それらをうまく組み合わせることで自然にゲームのバリエーションが増える方向に持っていけたら理想的。地球防衛軍２では前作以上に敵・武器・ステージなどの個々の要素の組み合わせによって相乗効果的に面白さが増していくのが実感でき、面白く遊べるバリエーションの組み合わせが爆発して取捨選択に困った結果、ボリュームが増えすぎてしまっているようにさえ感じられた。羨ましい。
陸戦兵はとりあえず一通り終わったので、次は飛行兵のペイルウイングを使ってみる。空を飛べるために機動力は陸戦兵とは比較にならないが、ジェットと武器がともに同じエネルギーゲージを使用するため、飛行中に攻撃したり、強力な武器を連発した後に敵と間合いを開けるために飛ぼうとしたりするとすぐにオーバーヒート状態になってしまう。耐久力が低く設定されているために油断するとあっという間に囲まれて瞬殺されることも多い。武器はどれもクセがあり、扱いに慣れるまでは苦労するもののその分性能が高いものもある。操作や武器の扱いにはクセが多くて難度は高いけれど、それよりも気持ちよさの方が上回る。はじめて蜘蛛が出てくるミッションで延々と何度もやられ続けたけれど、それでもものすごく楽しい。
慣れるまでは苦労しそうだけど、ガンヴァルキリー以来の久々に「空を飛ぶ」感覚が味わえるゲームに仕上がっているので、高い機動力と攻撃力を生かして戦場を自由自在に飛びまわれるようになったら、さぞ気持ちがいいのだろうと思う。これだけ操作性や攻撃手段の違うキャラだと、同じステージでも違うゲームを遊んでいるようにも感じられる。陸戦兵とペイルウイングの協力プレイも、地上と空で役割分担ができるので面白そう。陸戦兵だけでも続編として十分満足できる仕上りになっているので、本当にコストパフォーマンスの高いゲームだ･･･。
