2005-03-20

拡がる市場規模、狭まる選択肢 拡がる市場規模、狭まる選択肢 - Nao_uの日記 を含むブックマーク はてなブックマーク - 拡がる市場規模、狭まる選択肢 - Nao_uの日記 拡がる市場規模、狭まる選択肢 - Nao_uの日記 のブックマークコメント

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触ってみてものすごくよくできていると感じた「メテオス」だけど、案外売れていないみたいだ。確かにパズルゲームとしてはライト向け・女性向けではないタイプのゲームではあるにしても、もう少し売れるものかと思っていた。

最初に公式ページでムービーを見たときには「派手だけどかなり激しくて難しそうかも?」という印象があったが、実際に触ってみるとそれほど難しくは感じずにかなり好印象だったが、これも何かがマヒしてしまっているせいなんだろうか?

最近、自分の感覚が世間とどんどんズレていってしまっているのを実感している。もともと世間一般でマニアックと呼ばれるようなゲームが自分の好みなだけに、その感覚のまま何かを作ったとしてもそれを面白いと思ってくれる人は商品として成り立つだけの数には達しないだろう、ということは理解しているつもりだった。

そのために、自分がどれだけズレているのかをできるだけ適切に認識して、仕事で何かをつくるときには「面白い」と思う根本的な部分はできるだけ感じてもらえるようにしつつ、わかりやすく、丁寧にズレている部分を埋め合わせられるようには気をつけてきたつもりだった。

しかし、どうも最近その補正幅が足りず、大多数の人がどのように感じるのかが自分の理解できる範囲を超えつつあるのではないかという気がしている。どこか根本的な部分での認識のズレがあるように思えてならない。

一昔前には成り立っていた「一握りのコアな人だけに向けたゲーム」も、市場の都合なのかコアユーザーの減少のためか、今はあまりうまく行っていないようだ。どれだけネット上で評判が良くても最終的に売り上げにつながらなければ意味がない。いわゆる「いいゲーム」を発掘して面白いと声を上げる数少ないコアな人に伝えるだけでなく、普通にゲームを買って遊んでくれる大多数の人たちにも伝わるようにするための方法を考えていかなくてはならないが、どうすればいいのかはまだわからない。

とりあえず目先の仕事に没頭するだけでなく、どこの何がズレていてどうすればいいのか、を考えていかなくては。