■ [本][歴史の方程式―科学は大事件を予知できるか][読了]
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4152085282/ref=ase_daiya0b-22/250-8227713-4594607
自然に臨界状態に向かう系の変化の大きさを調べると、冪乗則(グーテン
ベルク=リヒター則など)に従うものが多いらしい。
地震、雪崩、進化、割れたガラスの破片の大きさ、株価の増減から都市の
人口分布、論文の参照回数に至るまで冪乗則が成り立つのであれば、この
ようなシステムに共通な数学的構造の基本的な部分になにかそうなるよう
な仕掛けがあるのかも?
以前に森林火災が広がるモデルを試しに作ってみたときに、プログラムに
根本的な間違いがあったにもかかわらず、結果としては冪乗則が成り立つ
ような挙動をみせていた。モデルの詳細が違っていても何かの条件を満た
せばこのような動きをするのかもしれない?
次は、
「どういうときに自然に臨界状態に向かうのか」
「なぜこの世界は臨界状態に向かうものがたくさんあるのか」
などの疑問を解決したい。