2007-05-18

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さて、谷岡はさらに「宝くじは形を変えた税金」だと述べています。実際、宝くじの収益の使途を確認してみると、どう見ても税金です。本当にありがとうございました。

ここで、さきほど見たように、宝くじの購入者が社会的弱者に偏っていることを考えあわせると、実はこの「税金」には大きな問題があることが分かります。それは、強烈な「逆進性」です。


普通の税金、例えば、所得税相続税などは、課税額が高くなるほど税率が上がる「累進税」です。金持ちから多くとって貧乏人にまわすことで、富を再配分しているわけです。これに対して、課税額が増えると税負担が減る、つまり、金持ちが有利な税金を「逆進税」といいます。消費税が批判される理由の一つとして、この逆進性があります。われらが共産党も国会でこの問題を鋭く追及しています。

ところが、宝くじの逆進性は消費税の比ではありません。共産党は、消費税などをつついているヒマがあるなら、宝くじを糾弾すべきです。谷岡も上記論文中で、「税金を、昇進の遅い者、家を買う余裕のない者、充分な教育を受けなかった者、トラウマの多い者(ハンデの大きい者)たちが払う構図なのである」と書いています。宝くじは社会的な階層差を拡大する装置なのです。