■ [自転車]奈良(2)
奈良公園に到着。
鹿。
鹿。
鹿。堪能。
ここでデジカメの電池が切れる。ちゃんと充電してこなかったのが失敗。
以後、携帯のカメラで撮影。
公園のベンチで休んでたら本気で寝そうになって危険だったので帰宅開始。
そのまま来た道を戻るのも面白くないので、新規ルートを開拓することに。
酷道として名高い国道308号線を奈良側から大阪に走ってみる。
酷道入り口の写真。行き先が書いてなかったり道が切れてたりと不安感を誘う看板。
田んぼのあぜ道にしか見えないけど国道。
住宅地の私道にしか見えないけど国道。かなりの急坂。
もはやただの山道にしか見えないけど、一応国道。
奈良側を振り返ってみる。日差しがきつくなってきた。
道があってるのかどうか不安になる。たまに正面から車がくるので少なくともどこかにはつながってる、はず。
かなり登ってきた。
汗だくになりながら30分ほど登ってやっと峠に着いた、と思いきや、
峠の向こうに広がるのは大阪平野ではなく生駒の盆地。第2阪奈道路の料金所が見える。
大阪に帰るにはもう一つ、さらに標高の高い暗峠を越えなくてはならない。
このへんで帰路の選択を誤ったかと後悔し始める。
ちょっと道に迷いながら生駒の住宅地を抜けて、
また延々と上り。木陰のない場所を進むと体力の消耗が激しい。
振り返る。手前に見えてるのは奈良ではなく、生駒の住宅地。
山の向こうにうっすら見えるのが奈良の市街地。
「暗峠まで約2粁」粁ってキロメートルだっけ?
ようやくゴールが確認できたけど、もう距離や時間の感覚がよくわからなくなってる。
一応は国道であることが確認できる標識。
暑すぎて涼しい木陰でときおり休憩しながらでないと進めなくなってきた。
1時間くらい同じような山道を登って、ようやく頂上が見えた。あの形には見覚えがある。
この信貴生駒スカイラインをくぐるトンネルを抜けると、
峠の茶屋がある。やっと知ってる場所に出た。
峠からの奈良側の眺め。
いつも初日の出を見にくる所。こんな昼間に来るのははじめて。
もう何度も着たことのある場所だけど、今回は実際にこちら側から走ってきたおかげで、手前に見えるのが生駒で山の奥にあるのが奈良なんだな、というのが感覚的にわかる。
ここから大阪府。
峠付近は国道なのに石畳。あとは下るだけ・・・。
写真ではわかりにくいけど、ブレーキをかけすぎると前に転がりそうで怖いくらいの激しい傾斜が続く。こんな風にS字カーブが続く場所もある。車も大変。
大阪平野が見えた。
山のふもとの休憩所のお店。いつも見てる看板だけどなんとなく。前に来たときからもう1年半くらい経つので、前回はこの名前を見てもとくに気に留めることはなかったんだろう。最近時間が経つが早い。
だいぶ下りてきた。
近鉄の線路をくぐると、あとはひたすら平地を走るだけ。
疲労も距離も関係なく、ただ平地だというだけで極楽に感じる。ペダルを回したら回しただけ進むのがどれほど楽か。
結局帰路は4時間近くかかり、どう考えても着た道を戻った方が楽だった。
暗峠からみえる風景が実際にはどんな場所なのかを確認できたのはよかったのだけど、もうこの道は通りたくない・・・。