2007-06-15

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企画品質の管理 企画品質の管理 - Nao_uの日記 を含むブックマーク はてなブックマーク - 企画品質の管理 - Nao_uの日記 企画品質の管理 - Nao_uの日記 のブックマークコメント

日本の製造業企業は、平均的に見ても、「思い通りにものをつくる」という点では、やはり世界のトップクラスだと思います。いかにマーケットの要望に応じて、ニーズがあるものを効率的に作るか、という問題を解決するために、すさまじい組織の努力が投入されたし、現時点でもなされている。

さて、そうなってどうなったかというと、「わーい、高い精度・効率でいろいろ思い通りのものづくりができるようになったぞ!」とか喜んで、それでめでたしめでたしとなればよかったんですが、でも、例えばクルマの話でいえば、「そういうけど君の思い通りって、なんかなあ。君のところのクルマって、乗っててワクワクしないんだよね。」とか市場に言われちゃったらどうすればいいか。おかしいぞ、これ以上ないというほど思い通りに、つまり設計者の頭の中の設計図に対して極めて忠実に、世界一忠実になおかつ安く早く作れているはずなのに。


つまり、設計者の頭の中のそもそもの「思い通り」が、まだもっと魅力的になるべきなんじゃないか。いままではそのあまり魅力的でない「思い」の通りにさえ、ものづくりができなかったから、この問題はあまりはっきり見えなかったのですが、思いがかなうようになったら、問題はその思いが素敵かどうかじゃないか、ということにだんだん社会が気付いてきたんですね。

ふと気付いたら、某社は思い通りに現実を制御することは世界一だろうけれど、そもそもその某社のもとの構想が、あまり魅力的じゃないじゃないか。そう言われても、某社はいままでものづくりの制御性、「思い通りさ」を高めることばっかり考えてきたから、もとの「思い」を魅力的にすることはなかなか組織が咄嗟に適合できにくいということはどうもあるでしょう。


その間に、僕がラグジャリーの世界を分析してしまう。だって、多くの人からは中小企業のものづくりって、肯定的に見られるにしても部品の高精度加工くらいにしか思っていないからね。でも実は新しい消費習慣が構想され、社会に普及されて行くのは、こういう中小企業からなのです。