2012-02-01

雪崩式倒置法 @K_Nadare

トラビアンは自分が夢膨らませて作りはじめた小さな村をある日いきなり「人間のプレイヤー」によって蹂躙され、怒りのあまり相手に謝罪と賠償を求めるメッセージを飛ばしてからがゲームスタートです。やさしいひとはしぬ。

雪崩式倒置法 @K_Nadare

村が焦土と化してからすぐに、相手から返信があった。「はあ? 村を襲わないでください? 関係ないね、これはそういうゲームなんだし」そして僕は震える手で集団安全保障の門を叩いた。翌日から新しい地獄が始まった。


Kingdom Conquestを遊んでた時に「戦争は始めるのは簡単だけど、終わらせるのはすごく難しい」ということをゲームの中で実感できたのはすごく良い経験だったと思う。

特に相手との勢力が拮抗していた場合には、どちらかが滅びるまで争うのは下策なのでどこかで落とし所を見つけて手打ちにしないといけないんだけど、敵味方ともにメンツが絡んで引くに引けなくなってたり、人数が増えて統制が取れなかったりするとそれもままならない。

あのゲームの「国家間の同盟」や「停戦」にはシステム的なサポートが存在せず、単なる口約束以外の何者でもないので組織の規模が大きくなってくると、それぞれに様々な思惑が飛び交ってさらに話がややこしくなる。

適切な外交交渉や意思決定ができるリーダーの存在や、それを支える首脳陣が上手く組織をまとめられるように機能しないと、事態がずるずると悪化していく。

本物の戦争も、きっとこんな感じだったんだろうなぁ、と思った。