■ PS3Linuxを入れてみる その2
昨日の続き。
2時間半で終わるらしいインストールが今回も3時間以上かかった。何故だろう?
試しにインストール後に再起動をかけてみると、とりあえずはフォーマット前と全く同じ状態まで復帰できた。USBキーボードの異常は起こるし、Xを起動した後、画面も乱れるのもそのままの状態。また出力できない解像度にしてしまわないように気をつけながらいろいろ試してみたけれど、状況は改善せず。
仕方がないのでネットで何か情報はないかと調べていて気づいたのだけど、PS3に入れるFedora Coreは、Fedora Projectのホームページから落とせる最新版ではなく、一つ前のバージョン5を入れないといけなかったらしい。どうやら最新版の6を入れてしまっていたようだ。なんとなくリンクを辿ってあまり気にせずに最初に見つけたものをダウンロードしてしまったのが敗因か。インストールがやけに長かったのもきっとそのせいだろう。情けない。
Fedora Core5を落とすのには5、6時間かかり、もう深夜というよりは早朝と読んだ方が良いような時間になっていたので、ダウンロードを開始してから寝ることにした。
翌朝、ダウンロードが完了したFedora Core5のインストーラーをDVDに焼いて、再度インストールに挑戦。今回もSDカードからブートローダーを読むときに画面が真っ暗なまま止まってしまったけど、電源を落としてもう一度やってみたら前回同様通った。やっぱりこの辺は不安定?
別システムを立ち上げて、Fedora Core5のDVDを入れてインストールしてみると、今度はちゃんと2時間半で終わった。Xも画面が乱れずに無事に起動。一安心。この状態で試しにFireFoxを起動してみたのが、上の写真。
一応起動はしたものの、D2の640*480の解像度では画面が狭すぎる。これでは実用に耐えられない。
高解像度で見るとどうなるかな?、と思って試しに家のテレビの最高解像度であるD3の1080iで起動してみると、今度は字が細かすぎるうえにインターレースのせいで画面がものすごくちらついて、文字が潰れてほとんど認識できない。数字の「1」と「4」の区別さえつかず、以前失敗して再インストールする羽目になった、viでコンフィグファイルを修正して解像度を元に戻す作業が怖いくらいに読みにくい。デッドライジングの英語版よりひどい。
どうやら縦解像度1080で使おうと思うなら、最低でも40インチ以上の液晶モニタが必要そうだ。(使っているのは28インチワイド、D3まで対応のブラウン管テレビ。)
実際、PS3を通常使用するときにもXMBの画面などでもD3-1080iでは文字が小さい上にちらつきがひどくて見にくかったし、かといってD2-480pでは解像度が足りなくて画面が狭く感じた。安物のテレビでPS3をコンピュータとして使おうとするのは、けっこう無謀なのかも。
と、いうわけで一応Xを起動してFireFoxを立ち上げたりはしてみたものの、日本語化する方法も知らなければ*1そもそもLinuxをネットに繋ぐ方法もよくわからないので、現状では全く有効に使うことができていない。
せめて、FireFoxでPS3からこの日記に書き込めたらいいなぁ、とは思っていたのだけれど、そこまで行くためにはまだまだ障害がたくさんありそうだし、せっかくの休みを丸2日も潰してやるほどの事でもないか、とだんだん面倒になってきたので、このへんで諦めることにした。
とりあえずインストールしてみての収穫と言えば、うちのテレビの表示能力が足りないということがわかったくらいか。D2解像度では画面が狭すぎて設定ダイアログが画面に収まりきらずにOKボタンすら押せないことがあるし、D3解像度は文字が全く読めないのでどうしようもない。
あと、USBキーボードはFedora Core5を入れなおした後も相変わらず不調。高確率で最後に打った文字を送り続けて暴走する。起動後の10打鍵以内くらいで発症し、一度USBコネクタを刺しなおせばその後は安定する。場合によっては同様の症状でキー入力を一切受け付けなくなることも。いまのところはルートのパスワード入力前にわざと異常を起こさせてコネクタを射し直せば実用上は問題なさそうだけど、他に同じ症状が出てる人っていないのかな・・・?