2006-05-12

[][] 2006-05-12 - Nao_uの日記 を含むブックマーク 2006-05-12 - Nao_uの日記 のブックマークコメント

昨日会社に寄ったら休み前に注文してた本が届いていた。忘れないうちにメモ。

  • "九龍城探訪 魔窟で暮らす人々 -City of Darkness-" グレッグ・ジラード
  • "科学と科学者のはなし―寺田寅彦エッセイ集" 寺田 寅彦
  • "私は魔境に生きた― 終戦も知らずニューギニアの山奥で原始生活十年" 島田 覚夫
  • "冒険手帳―火のおこし方から、イカダの組み方まで" 谷口 尚規
  • "ブレイク-エイジ・オフィシャルワークス" 馬頭 ちーめい+STUDIOねむ
  • "金日成のパレード " 佐藤慶; DVD

「私は魔境に生きた」は今日読み終えた。終戦時にニューギニアに取り残されて10年間サバイバル生活を送った人の手記。80年前の日本人は逞しい。農家出身ということもあるのだろうし、時代とともに一般人に要求されるスキルは変わっていくとはいえ、何もない荒地を開墾して作物を育てながら家畜を飼ったり、特別な道具無しに炭焼きの窯を作り、その炭を使って鉄器を鍛造して修理したりできるような人って、今どのくらいの割合でいるんだろうか。

あと、熱帯では農耕を行わなくてもその辺の野山から生きていくための十分な食物が得られてしまうために、文明が育ちにくいということもよく分かった。原住民がつい数十年前まで石器時代同様の暮らしをしていたのも分かる気がする。適度なぬるま湯は進歩を止める。

それにしても、青銅器や鉄器って、昔は何もないところからどうやって作っていたんだろうか。この本を読んでいると金属製の道具が使えるかどうかの差は大きそうなだけに、とても不思議。