2006-04-24

[][]パチスロ北斗の拳 パチスロ北斗の拳 - Nao_uの日記 を含むブックマーク はてなブックマーク - パチスロ北斗の拳 - Nao_uの日記 パチスロ北斗の拳 - Nao_uの日記 のブックマークコメント

実際に購入して遊んだのはだいぶ前だけど、感想を書き留めていないのを思い出したので忘れてしまわないうちに一応記録。

昼休みに30分ほどプレイしてみた。最初、予備知識無しでは意味が全くわからず。ひたすらコインを投入してはスロットを止める、を繰り返すが一進一退でじわじわとコインが減るのみ。上でケンシロウが荒野を歩いている演出以外はドラクエのスロットと大差ない。

それでも「北斗の拳」ネタのためか、プレイしているだけでもギャラリーの数が増えていくが、みんなパチスロの知識はないために手探り状態が続く。たまに雑魚敵のような人が出てくる演出が入るが、それ以上進展しない。みんな派手な演出がみたいのに何も起こらない。交代でプレイしてみるが、どうしていいのかわからない。

そこで、食事を終えたスロットに詳しい人がギャラリーに入ってきた。

慣れのせいか、PS2のコントローラーを持つ手つきから違う。

目押しで777を揃えてもらい、いろいろな演出やボーナスゲームを見ることができた。こういう派手な演出が入りながらコインがジャラジャラと出てくるのはきっと楽しいんだろう。

いろいろと解説をしてもらいながらゲームが進む。「この演出がでたらボーナス継続」「オーラの色で継続率が違う」「ここでこういう表示が出ていたら次はリーチ」など。こういう知識を溜め込んでいくのも、パチスロの楽しさのうちなんだろうか。

その後でオプションメニューでスロットの展開図表示や内部ステータス表示などのいろいろなガイド表示をいれるとかなりわかりやすくなった。が、演出の意味とかは覚えていかないといけないんだろう。

あと、表示周りに関してはスロッターの人曰く、「目押しが実機よりやりにくい」との事。60fpsといえども動きが早くてフレームが飛ぶため、見えづらいそうだ。PS2の性能ならスロット部分だけかなり多段のマルチサンプルのブラーをかけるくらい簡単だろうけど、制作側はそんなところに凝る余裕がいろんな意味でないのだろうか。本体のルールや演出の再現度さえ良ければ、そもそもそういった部分で差別化をする必要のない業界構造なのかもしれない。それでも「スロット部分の見え方が実機同様!」というのも十分ウリになるのでは、などと思ってしまうのは素人考えなんだろうか。

その後、再度このゲームを立ち上げようという気分になれず、会社の机の上に放置したままになっている。こういうのはあまり向いてないのかも。

関係ないけどとりあえず最近目に付いたパチンコ・パチスロ関連記事をいくつかピックアップしてみる。

パチンコに行っても、お金を使わされるばかりで楽しさがわからない――。パチンコで遊ぶ人が往時の半分近くに減り、業界側が危機感を深めている。規制の変更も手伝って一部のホールは「遊べるパチンコ」の復活をめざして動き始めた。しかし、ギャンブル性を売り物にしてきただけに方向転換は簡単ではない。

うちの実家くらいの田舎になると、成人男性の趣味としては「車」「釣り」「パチンコ」くらいしか存在しなかったようで、自分が子供の頃には結構な割合の大人の男性はこのどれかを嗜んでいたような記憶がある。

それでも、家庭を持つような一般人には過度なギャンブルに手を出せる人はそれほど多くないようだ、と。

 玉屋の岩見吉朗社長は「射幸性の高さについてこられないユーザーを無視して市場が『砂漠化』した。気軽に遊びたい『ライトユーザー』を呼び戻す『緑化事業』は時間も費用もかかりますが、必要だと考えています」と話す。

一昔前のアーケードゲームと同じような問題だろうか。どこの業界も似たようなことで悩んでるんだな、と思うとちょっと面白い。

こうしたなか、本紙は「社外秘」とされる“粗利益計算表”なるものを入手した。

 それによれば、このA社は客が交換所に持ち込む特殊景品を現金に換えてやるだけで、わずか1カ月で軽く3000万円以上の粗利益を得ていることがわかる(冒頭掲載の内部資料中の計算がパチンコ玉1個につき20銭と42銭に分かれているのは、前金支払い後、B社社員が派遣されて景品交換していたことから、すでに利益を両社で分配していたため)。

 このA社、景品買取を引き受けているパチンコ店は計29店。パチンコ玉1個当たり62銭(=20銭+42銭。客の支払うパチンコ玉1個の価格は4円)もの利益を得ている。パチンコ店1つの景品換金を引き受けるだけで、経費を引いても月100万円以上の利益が平均してあるというわけだ。

 これでは、「やって来る(悪徳)警官に月30万円の小遣いを渡して」(A社長の証言)いたって元が十分に取れるわけだ。

こんな業界、すぐにでもなくなってくれてかまわない。(暴言)

ゲーセンの最大の敵はなんといってもパチンコホールなんですが、「あっちはギャンブルだし仕方がない」と思っていたところへ、換金性のまったくない7号転用機をいざゲームセンターに置いてみると、これが他を圧倒的に引き離した売上を叩くのですな。

ひょっとして、日本人が許容できる「ゲーム性」というのは、パチンコ(パチスロ)のそれがリミットで、それ以上に複雑なものは受け入れられないのではないか?そう暗澹たる気分になることもあります。

そうでないと信じたい。

 いずれにせよ、DS熱が冷めた時、ゲーム業界にナニが残るかは見モノですな。

ちなみに私も元ゲーム開発職ですが、今はもっと安価で確実に儲かる「パチンコ、パチスロ開発」に主軸を移してます。こっちはギャンブルというものがなくならない限り超安定業種ですから(W。

 しかも実入りがソフトハウスに比べ物にならないぐらいいいですし。(その割にはゲーム開発者さんからは一段下に見られていますけど・・・不思議)

確かにゲーム業界に比べればずっと安定しているんだろう。微妙に釈然としない部分はあるけど。

パチスロは煙草一本ではなく、何千円、何万円を賭けるのです。ならば純粋ギャンブル装置にしてしまえばいいではないですか。ビカビカ光る電灯もループする音楽も派手な画面も、回転するドラムだってなくしてしまって問題はないでしょう。

 黒い箱に、ランプが三つとボタンが三つ、換金用のレシートを印刷するスロットと印字ボタン、千円札を入れるスロット、そして金額を表示する小さな液晶画面がある。これくらいシンプルにしてしまいましょう。

 千円を入れると「ピッ」と音が鳴る。

 ボタンを押すと、ランプが光る。

 当たっていると「ピーッ」と鳴り、外れていると「ブーッ」と鳴る。

 液晶に表示される金額が上下する。

 終わらせようと思ったら、印字ボタンを押す。

 印刷スロットから金額を打った紙が印字されて出てくる。

 想像してほしい。ズラリと並んだ黒い箱、床も壁も白く塗ろう。音楽も何もなく、空調の音が静かに響くなか、ピッ、ピーッ、ブーッ、ジジジ、ピッと音が鳴る。

 もしもパチスロがこんな管理社会っぽいものだったら、私もイラッてしないんですけどねえ。それどころかハマってしまうかもしれません。キャラクタービジネス?箱のスミにMSゴシックの白字で「エバンゲリオン」って書いておけばいいんじゃないですか。「ホクトノケン」とか「ウミモノガタリ2」とか。何が「2」なのか全然わからないですけど。

このような状態と現状の「差」こそが、今のパチスロの楽しさなんだろうか。そして、その進歩はどちらに向かっているんだろう。