2006-02-24

ステレオ立体視シューティング ステレオ立体視シューティング - Nao_uの日記 を含むブックマーク はてなブックマーク - ステレオ立体視シューティング - Nao_uの日記 ステレオ立体視シューティング - Nao_uの日記 のブックマークコメント

一見ただの砂嵐画面、焦点をずらすと奥行きが見えてくる「シングルイメージ・ランダムドットステレオグラム」SIRDで3DシューティングQuake IIをレンダリング。SIRDを立体視できる人なら本物のリアルタイム3DでFPSができます。

Quakeのゲーム画面を立体視できるようにするパッチ。動画のランダムドット立体視がどんな風に見えるのかみてみたくて、休憩時間にさっそく試してみた。

上記リンクの静止画の画像はすぐに立体に見えるようになったけれど、動画になると砂嵐が動くせいか3次元空間として認識できるようになるのにかなり時間がかかった。まずは通常の画面がどう映っているのかを覚えてから、その元画像を思い浮かべながら壁や柱の形を探すようにすれば、少しは認識しやすくなる。

ただ、立体視で見えるのはテクスチャがすべて無視されたフラットポリゴン状態の映像なので、部屋の形を把握しながら歩き回るだけで精一杯の状態で、ちょっと激しい動きをするとすぐに立体に見えなくなってしまう。しばらくプレイし続けてみたものの、自分が試した範囲ではゲームになるようなレベルで遊ぶことはできなかった。なんとか壁や柱の形を読み取りながら苦労して2つ目の部屋に入ったあたりでどこからともなく攻撃され、周りを見回してみても敵をうまく見つけられずそのままゲームオーバーになってしまうことがほとんどだった。

もう少し時間をかけて慣れれば静止画くらいにはっきり認識できるようになるのかもしれないけれど、どうも脳のヘンな部分を酷使している感じで短時間でも目と頭が異常に疲れるので、30分程度で限界が来て止めた。

実際に試してみると、テクスチャが空も床も武器もすべて砂嵐になった世界が異様に鮮明に見えてきます。自分の脳に変な体験をさせるのが好きな人にはかなりお薦めですが、モノクロの砂嵐しか映ってない画面を焦点のあっていない眼で見つめているところを目撃されないように注意しましょう。

プレイ時に砂嵐画面を虚ろな目で見つめているところを先輩に目撃され、ヘンな人扱いされてしまった。この手の立体視が苦手にはまったく見えないようなので、せっかくだから「見える!私にも敵が見える!」とか言いながら遊べばちょっとニュータイプっぽくていいかも。実際にはほとんど見えてないけど。子供が一人でこれを遊んでいるのを何も知らない親が見たらさぞ怖い光景だろうなぁ・・・。

これはこれで面白いものではあるけれど、目も疲れやすいしちゃんと見える状態でないとそもそもゲームにならないので、このままではネタ以上のものとして実用化するのは難しそう。砂嵐が移動せずに静止していたらもう少し見やすいのかも?静止画だとノイズ部分が止まっていても見えているので、理屈の上ではいけそうな気はする。いずれ機会があれば試してみたい。