2006-01-16

[][]『セガラリー2006』と『セガラリー1995』 『セガラリー2006』と『セガラリー1995』 - Nao_uの日記 を含むブックマーク はてなブックマーク - 『セガラリー2006』と『セガラリー1995』 - Nao_uの日記 『セガラリー2006』と『セガラリー1995』 - Nao_uの日記 のブックマークコメント

「MODEL2基盤使用のアーケード版『セガラリー』の移植版を買うとオマケに『セガラリー2006』が付いてくる」とまで言うと言い過ぎかもしれないけれど、2006よりも移植版のほうが楽しい。が、それは決して初代の方がよくできているとかそんな話ではなく、単に自分が10年前にかかった呪いがまだ解けていないだけなんだろう。たぶん、当時遊んだ人以外には面白く感じられないに違いない。あと、PS2はLRボタンがアナログじゃないのはとても困る。マルコン以下。だからといってこのためだけにハンドル買うのもなぁ・・・。基本的にアーケード版のベタ移植で、サターン版にあったリプレイやゴーストなどの痒いところに手が届くような細かい追加仕様がないのも残念。

それでも、今でも家と会社の両方にサターンがいつでも稼動できる状態で置いてあって年に数度はサターン版「セガラリー」を立ち上げ、未だにアーケード版が稼動している近所のボウリング場に行ったときにはかならず100円を投入してしまうような人間にとってはこの移植はありがたい限りで。あとは『デイトナUSA』の移植に期待したい。「サーキットエディション」とか「2001」みたいなまがい物ではないやつを。

しかし、21世紀になってからもうだいぶ経つというのに『PGR3』や『リッジレーサー6』でもなく未だに初代『セガラリー』を楽しんでしまうのはあまりに後ろ向き過ぎるような・・・。初代『セガラリー』のゲームモードは「チャンピオンシップ」と「タイムアタック」の2つで、コースは隠しを含めても4つだけ。エンディングを見るのに10分もかからない。昼休みにちょっとだけ遊ぶのには最適だけど、いまどきSimple2000シリーズでももっとボリュームがある。

こんなシンプルなゲームでも、サターンに移植された当時は70万本以上売れた。なぜそんなに売れたのか、そして、あのとき『セガラリー』を買った70万人は、今は何で遊んでいるのか?


あと、初代のオマケについてくる新作の2006は、ちょっとだけやってみた感じでは

  • コースが軒並み1分程度のショートコースなのに、ロード時間は15秒以上かかる。
  • コース数は多いらしいけど、個性に乏しそうな気配。
  • 挙動は良くも悪くもセガラリーっぽい。疾走感はそれなりにある。
  • 遠景の木がファークリップ面から突然生えてくる。
  • 絵だけ見ればDC版の2の方が綺麗だったような?(例によって過去作を美化している可能性大)

といった感じ。他はそういうものだからと諦めたとしても、ロード時間が長くてテンポが悪いのはとても気になる。サターン版は読み込みを感じさせないつくりが素晴らしかったのに。これが5年前*1に出てたならそれなりにうれしかったのかもしれないけれど、今だと普通にラリーのゲームを遊びたかったらとりあえずWRCシリーズでも買った方がいいのかも。あっちもかなりロードは長いけど、その分コースもそれなりに長かったような。

まぁそれでも前回のGBA版と比べれば何が出てきても遥かにマシと言える。あと、「セガラリーの新作はコースを自動生成するらしい」という噂を聞いて期待していたのに、いつの間にかそうでなくなっていたようだ。うまくいけば面白い差別化ポイントになると思ったのだけど。残念。

*1:1998年の「セガラリー2」から8年近くも経ってるのに・・・。:http://pc.watch.impress.co.jp/docs/article/990719/rally01.htm