2005-12-13

荒野を走る車 荒野を走る車 - Nao_uの日記 を含むブックマーク はてなブックマーク - 荒野を走る車 - Nao_uの日記 荒野を走る車 - Nao_uの日記 のブックマークコメント

このムービーでアピールされている、本作の既存の運転ゲーと違うアピール点は「道がない!」ということだ。どこ走ってもいいっすよ!みたいな。それに尽きる。こういうわかりやすい宣伝をできるほどわかりやすい新しさがあるってのはいいなあ。おもしろいかどうかより、まずやってみたいという気分になる。どこでもどこまででも走れて、それが果たしておもしろいのか?みたいな考え方もあるんだろうけども、そんなの走ってみるまでわからねえじゃねえか的な野蛮さを画面から感じる。野蛮人が切り開く先端には血肉がある。宇宙は文明人にしか開拓できないのだろうけど。そのどちらへの道も舗装されるような現代がうれしい。

新世代ハードでしか表現できない広大で美麗なフィールドを多数の車が走り回る。PS2で昔出ていた「クレイジーバンプ」みたいなものか。この手のゲームは作る側が広くて起伏のあるフィールドを物理計算された車で走り回る、というところまで実装したところで満足してしまって、その結果淡白な作りになりやすいジャンル*1ではあるものの、こういうゲームにはかなり惹かれるものがあるので一度触ってみたい。

未だにアーケード版の初代デイトナUSAを最高のレースゲーム*2だと思ってるような人間としては、妙にテカテカした小奇麗な車が数台しかいないよりも、絵は箱同然でもいいからたくさんの車が走ってる方が嬉しかったりする。デイトナUSAはあの当時の非力なハードでありながら40台ものマシンが入り乱れて走る様が壮観だった。登場初期の頃は滅茶苦茶ハンドルが重い設定の店が多くて草地に突っ込むとハンドルを取られて曲がれなくなったり、クラッシュすると回転しながら派手に吹っ飛びつつも何事もなく着地して走り続けたりする豪快さもとても良かった。

アーケードで稼動し始めた当時は高校生だったけれど、乏しい小遣いの大半を1回200円の高額なプレイ料金にをつぎ込んてしまうくらいの魅力があり、あれは本当に素晴らしい体験だったように思う。いまだに家庭用には完全な移植がなされていないので、SEGA AGES2500あたりで移植されることに期待したい。

話が逸れたところにさらに関係の薄いネタではあるけれど、米国防総省主催の無人ロボット自動車レース「DARPA Grand Challenge」に2輪車で参加しているチームがあったようだ。下記のページで動画が見られる。

http://www.ghostriderrobot.com/index.php?id=robot

無人のバイクが荒野を走る様子はなんだか非現実的で気持ち悪くていい。

*1:『クレイジータクシー』『カーマゲドン』あたりはこの手のゲームでの稀有な例外かも?

*2:あくまでプレイしていた時期に感じていた相対的な面白さとして。