2005-12-07

本当に女帝を認めてもいいのか 本当に女帝を認めてもいいのか - Nao_uの日記 を含むブックマーク はてなブックマーク - 本当に女帝を認めてもいいのか - Nao_uの日記 本当に女帝を認めてもいいのか - Nao_uの日記 のブックマークコメント

科学的には、男子直系とは男性染色体(XY)、女性染色体(XX)のうち、Y染色体を受け継いでいく唯一の方法になっている。理論的には神武天皇日本武尊聖徳太子と同じY染色体を受け継いでいるはずである。

脈々と受け継がれてきた男子直系の皇統という名のY染色体は、オリンピックの聖火リレーみたいなものと考えることができそうだ。たくさんの人が大事に守ってアテネから運んできた努力の後、今、自分に手渡された聖火を、何かの理由があるからといって、ライターでつけなおしてよいのか、が問われているのかもしれない。

男系継承と女系継承の差など考えたこともなかったけれど、一応遺伝的な意味もあるらしい。あと、寿命は父親から遺伝する*1らしいので、国を問わず男系を優先するのはもしかしたら潜在的にはそのへんも関係してたりするのかもしれない。

だからといって天皇家が「万世一系」であることの必然性が自分にはよくわからないので男系だろうと女系だろうと個人的にはどうでもいいことだと思ってるし、遺伝子の現世での価値はその歴史ではなく、どのような表現型を持っているのかで決まるのだろう。

自分は親類関係においての縛りが少なかったせいか「家」の概念が希薄で、「長男は実家に残って家を継がなくてはいけない」という風習や、「本家」「分家」などといった制度や概念には今ひとつピンと来ないのだけれど、こういうのまた遺伝子の乗り物である人間の、何か根源的な欲求だったりするんだろうか?