2005-11-16

勝者のない戦い 勝者のない戦い - Nao_uの日記 を含むブックマーク はてなブックマーク - 勝者のない戦い - Nao_uの日記 勝者のない戦い - Nao_uの日記 のブックマークコメント

結構、きちんと互換性取ってきましたね~・・・。

よくやったなあ、MS。

特に、旧作がHD、FSAAで楽しめるというのは、ゲーマー層には嬉しい機能ですね。互換されていないソフトも、そのうちアップデータで互換される可能性がありますし。

パンツァードラグーンオルタクレタク3が入ってない・・・。オルタはともかく、クレタク3が遊べないのは困る。とりあえず今後のアップデートに期待。あと、セーブデータの移行もできないようだし、当然といえば当然だけど海外のリージョン違いのゲームも動かない(アジア版もダメかな・・・)ようなので、結局国内版・北米版ともにあのデカイ本体を捨てるわけには行かないようだ。邪魔。でもとりあえずHalo2が高解像度になるのはうれしい。4分割対戦でも大画面ならXBOX版の一人プレイ時と同じような見えかたになるんだろうか?

互換性はハードの立ち上げ時のソフト不足を補うのに有効な手段ではあるけれど、前世代機の市場が残ることでそれが逆に足かせになってしまうこともあるかもしれない。特に北米市場は廉価な前世代ハードがしぶとく生き残りやすい市場のようで、PS2の発売後もかなり長い期間PS1の市場が残っていてActivisionなどは看板タイトルだったトニーホークプロスケーターシリーズをXboxが出た後もPS1に移植していたくらいだし、2世代前のゲーム機の発売時にもGenesisがサターンの足を引っ張って新ハードの普及を失敗させたということもあったようだ。

それなりの性能を持ち、高い普及率を誇るPS2が次世代ハードへの世代交代の障害となる可能性は高いし、開発費の高騰によるコンテンツの質/量の不足、ハードの高性能化による本体価格の高額化、前回のDVD機能のような購入に対する付加価値の不足、などの問題も北米での次世代機普及の足かせになりそうな気がする。

最悪のケースとしてPS3XBOX360ともに開発負荷を考えるとペイできない「勝者のない戦い」になるということも想定しておいた方がいいのかもしれない。あくまで「最悪の場合」という話ではあるけれど。

ちょうどこれと同じような話を会社でしてたこともあったのだけど、本場の北米でもこれだけの差がついてしまっているというのはけっこう苦しい状況なのかもしれない。ゲーム機どうしで縮小再生産しながら競り合っていても仕方がない。困ったもので。

[参考]