■ [ゲーム]Games Japan Festa 2005 
昨日・今日とマイドーム大阪で開催されていた「Games Japan Festa 2005 in OSAKA」を見に行ってきた。その後に仕事に出るために軽く流して見た程度でプレイはできなかったものの、動いている新作をいろいろ見ることができて面白かった。とりあえずざっと見て印象に残ったこととしては、
- 「モンスターハンター」が予想以上に大人気。
- 「ローグギャラクシー」は人付きもあまりよくなく、今ひとつ地味だった。もっとアクションゲームっぽい作りだと思っていたけれど、モーションはややぎこちなく感じられた。
- 「どうぶつの森」はこれまでのシリーズをやったことがないのでDS版は欲しい。
- 「マリオカートDS」は60fpsで気持ちよく動いていたので期待大。64版の30fpsは辛かった・・・。
また、今回の目玉のXBOX360についてはほとんどのゲームが30fpsだったのがびっくり。
「パーフェクトダーク ゼロ」は２分割対戦の画面を見ていて64版を思い出すような荒い動き(30fps以下？)だったし、「コール・オブ・デューティー2」は軽い場面では60fps出ていたものの60fpsと30fpsを行ったり来たりのうえにPS2の画面を高解像度にしたような印象の絵作り。「リッジレーサー6」と「レッスルキングダム」は安定して60fpsで動いているようだったけれど、そのせいかこの2作は現行ハードとの差があまり感じられなかった。もちろん見比べればずいぶん違うんだけど。解像度の高い画面も綺麗といえば綺麗だけど、これがウリになるかといわれるとそこまでのものには見えないし、むしろ現行XBOXとの差の小ささが気にかかるくらいだった。
何か面白そうなものがあればXBOX360を発売日に購入することも検討しようかと思っていたのだけど、しばらく購入は見送ることに決めた。どうせすぐ安くなるだろうし。とりあえず地球防衛軍XかHalo3待ちで。
先日Maddenの新作のトレーラー*1を見たときにも、なぜいまさらこの絵で30fps?、と疑問に思ったのだけど、どうやらそれはMaddenだけではなかったようだ。いまさらフレームレートを気にするような人も少ないだろうし、一部のジャンルを除けば実際に遊んでいる分にはどっちでも大して印象に違いはないにせよ、前世代機では60fpsから始まって、ハードがこなれて来た時期になってから画質の向上のためにあえて30fpsを選ぶ、というような流れが多かったのに、今回は最初からデフォルトで30fpsでのスタートになっているのはちょっとショック。
こういうのを見てると、高解像度っていらないんじゃないの、とも思えてくる。どうせHDのテレビなんてあと数年は普及しないだろうし、大して画面の面積を占有しない部分にも「アップでカメラに写る可能性がある」とかいうだけの理由でテクスチャの容量を大量にもっていかれ、シェーダーが重くて複雑になっているのでフィルにもかなり時間を食われる。
非常に大雑把な仮定になるけど、前世代機から性能が10倍向上したとして、解像度が面積比で３倍増えてフレームレートを２倍に上げると実質の性能向上分は1.66倍程度にしかならない、という計算になる。実際にはもっとさまざまな要素が絡むのでこんな単純な話ではないだろうけど、前の世代のハードから５年も経っているんだからこのくらい凄くなっているだろう、という期待と比べると小さな性能向上にとどまってしまっているのは間違いない。後ろ向きな考え方かもしれないけれど、画質の向上から受ける印象とそれに必要な処理負荷を考えると、HD化という選択はあまりコストパフォーマンスがよろしくないのではないかと感じている。
実際、正確な数字はわからないけどフィル能力だけみればPS2の方がはるかに上だったりするのかもしれない。だったらいっそのこと解像度落としてその分フィルタをかけたりブラーを入れたり、絵の密度を上げたりしたほうが実際問題「いい絵」が作れるんじゃないか？、とか思ったりして。まぁ、まだハードの立ち上げ段階なのでこれからこなれてくればうまいやり方も見つかってまたいろいろと変わってくるのだろうとは思うけれど、せっかくの新ハードの立ち上げ時なのに夢を見れないのは寂しいことだな、と思った。
*1：DC版のNFL 2Kをはじめてみた時の方がずっとインパクトがあったような気が・・・。本場の海外の人はこれについてどう思っているんだろう？：http://news.teamxbox.com/xbox/9691/Madden-NFL-06-High-Definition-Trailer/
