2005-10-30

オペラ『つめ草の道標(みちしるべ)~ポラーノの広場への道~』 オペラ『つめ草の道標(みちしるべ)~ポラーノの広場への道~』 - Nao_uの日記 を含むブックマーク はてなブックマーク - オペラ『つめ草の道標(みちしるべ)~ポラーノの広場への道~』 - Nao_uの日記 オペラ『つめ草の道標(みちしるべ)~ポラーノの広場への道~』 - Nao_uの日記 のブックマークコメント

10/22(土)から11/3(木)までの間、「第20回国民文化祭」という祭典が催されている。「国民文化祭」は、昭和61年度から年一回、全国各地で開催している国民の文化の祭典で、今年は福井県で開催されている。

今日はこの文化祭で行われる宮沢賢治原作のオペラ「つめ草の道標~ポラーノの広場への道~」に幼馴染の友人が出演しているので、このオペラを見るために福井県鯖江市まで行ってきた。

福井県では音楽やオペラなどの芸術活動が盛んで、今回のオペラも出演者はすべて福井県の関係者なのだそうだ。オペラを生で見るのは初めてだったけれどとても楽しめた。ストーリーは前もってパンフレットで話の筋を押さえておいたほうがわかりやすいようだったけれど、オーケストラの伴奏でそれぞれの出演者が台詞を歌いながら話が進んでいき、最後の出演者全員で合唱する場面などは本当にすばらしかった。舞台の演出や話の筋などもいろいろと凝っていて、原作は読んだことがないけれどイーハトーヴォを舞台とした宮沢賢治の話らしい雰囲気がとても良かった。

かなり長い期間をかけて練習を積んできたようで、それだけにとても完成度の高い舞台になっていたように思う。たくさんの人たちが協力し、限られた余暇を使ってこのようなすばらしい舞台を成功させたというのは本当にすごいことのように思える。こういうのを見てあらためて考えてみると自分は趣味と仕事の境界があいまいなせいか、日常の行動の幅がどんどん狭まってきているように思えてならない。

オペラを見終わって実家の愛媛から来ていた友人のご両親に挨拶し、せっかく福井に来たので蕎麦でも食べてから帰ろうか、など思っていたら突然久しく会っていない友人からの電話でみんな集まるので来ないかというお誘いがあり、そのまま特急で大阪に戻って梅田の東通商店街で閉店間際まで飲み食いしてから帰宅した。

密度の濃い一日で楽しかったけれどさすがにちょっと疲れた。来週のためにも今日は早く寝ることにしたい。