2005-02-11

今日は休日出勤。やることはいくらでもあるし、最近休みすぎたせいか家にいても本を読む以外にすることがなくて時間を持て余してしまう。休日は人が少ないので作業に割り込みが入らないのがいい。夕食は会社の近くの吉野家で今日限りの牛丼を食べようと思っていたけれど、どうやら夕方過ぎに売切れてしまったらしい。残念。

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ローマ人の物語 (8) 危機と克服

ローマ人の物語 (8) 危機と克服

暴君ネロの死後から5賢帝時代と呼ばれる時代の間に起こった出来事がこの巻の主な内容。

カエサルハンニバルなどの有名な人物がいたわけでもなく、歴史的に大きな事件が起こったわけでもない、短い期間にローマの皇帝が暗殺などで何人か代替わりしただけ、というこれまでの巻に比べるとやや地味な話ではあるものの面白さはこれまでと変わらず、読み始めると引き込まれて一気に読み終えてしまった。

「皇帝」というと世襲制で王よりもさらに偉い、半ば神格化されたような人というイメージがあったけれど、ローマの皇帝は子供に引き継がれることにこだわらないばかりか皇帝暗殺後に辺境の属州総督が次代の皇帝に名乗りを上げるなど、能力があって周りの人が認めれば誰でも皇帝になれるようで、ローマという国は本当に面白い。昔ロマンシングサガ2を遊んでいたとき、城の護衛兵や辺境の異民族でも皇帝になれるというシステムに違和感があったが、今ならなんとなく腑に落ちる。

8巻を読み終えてから気がついたのだけど、購入時に最新刊の11巻までまとめて買ったつもりだったのに、なぜか9巻だけ買い忘れていて続きはしばらくお預けの状態になってしまった。世界史は学校で勉強したことがなく、この後ローマという国がどうなっていくのかほとんど知らないので、これだけ上手く機能するシステムを持っている大帝国がどんな原因でどのように崩壊していくのか、続きがとても気になる。