2005-02-02

[]自転車で琵琶湖まで行ってみる 自転車で琵琶湖まで行ってみる - Nao_uの日記 を含むブックマーク はてなブックマーク - 自転車で琵琶湖まで行ってみる - Nao_uの日記 自転車で琵琶湖まで行ってみる - Nao_uの日記 のブックマークコメント

今日の目的地は琵琶湖。先週毎日通った道から少し足を伸ばせば滋賀に入れるので、距離的にはそれほど大きく変わらないはず、と思いながら出発。

今日も往路は追い風。帰り道が思いやられるが、とりあえず気持ちよく進む。いつものように淀川沿いを進んでいると、枚方市に入ったあたりから路面が濡れている。よく見ると日陰にわずかに雪が残っていて、どうやら昨日の夜に降った雪が解けた跡のようだ。自転車には一応泥除けがついているもののあまり機能していないので跳ねた水で背中が濡れて気持ち悪い。

京都に近づくにつれて徐々に道の脇の残雪が増え、京都市に入った頃には歩道にまでうっすら雪が残っているうえに粉雪がぱらぱらと降り始めて非常に走りにくい。鴨川を越えて東に進むと、さらに雪の降る勢いが増したうえに自転車で進むのが危険なくらいに雪が積もっている。こんなところで転んだり事故にあったりしても馬鹿らしいので、いつも以上に気をつけながら進む。ここから上り坂に入るが、これ以上進むのは無謀か?と思いつつも雪の積もった上り坂の歩道を後輪を滑らせながらなんとか登っていった。

降雪が激しくて視界が悪く、地面は積もった雪と溶けた水でぐちゃぐちゃ、気温もどんどん下がって昼の1時前だというのに摂氏2度、とコンディションは最悪だがなぜか妙にテンションが高く、不思議とあまり寒さを感じない状態で雪の中、渋滞している車の脇をひたすら上る。大津市に入ってから下り坂になると後輪が雪解けの泥水を跳ねて靴もズボンも背中のリュックも泥だらけになってしまった。坂を下りきって大津港でとりあえず食事と休憩。雪が3センチくらい積もり、降雪も相変わらずで風も吹いていて濡れた服では止まっていると寒く、琵琶湖を見ても遠くが白く霞んでよく見えない、とあまりいい状態ではないが、雪が積もっているだけで妙に嬉しく、しばらくあたりを散策。ここまで来てまだ余裕があれば近江大橋を渡って帰ろうと思ってたけれど、この雪では危険そうなので次回の楽しみに取っておき、今日はここで戻ることにする。

帰りは向かい風で、雪は粉雪からぼた雪に変わっていっそう激しくなり、さながら吹雪のようだった。盆地を挟んで緩やかな上りと下りを走ったが、この間のことはよく覚えていない。再度京都に戻ってくると雪も激しさが収まり、太陽が見えて気温も上がってきた。京都駅の前を通ったときにはまだ雪は降っていたものの大津と比べると激しい寒さはなくなっていて、吹く風が生ぬるく感じるほどだった。そのままいつもの道に沿って帰ってくるが、雪もすっかり解けて何事もなかったように普段どおりの姿に戻っていた。淀川沿いに入ると案の定向かい風が吹いていたが、少々しんどいけれど吹雪の中を走るのに比べればどうということもないし、いいかげん慣れてしまったのでもうなんとも思わない。慣れって素晴らしい。

大阪に戻ってくるといつもの日常がそのままで、雪の中を走っていたのもなにかヘンな夢でも見てたかのように現実感がない。疲れたけれど、これはこれで面白い体験だったと思う。あとは泥まみれになったリュックと靴をどうしよう、という問題が残っているのみ。

今日の走行距離は118Km、所要時間は約8時間。自転車を買ったときからいつかは琵琶湖まで行ってみたいと思っていたけど、ついにその念願が叶った。

ついでにこれで休暇中の総走行距離も1000Kmを超えた!、と言いたかった所だけど、先日使ったツールで家からの距離を正確に測ってみると、

明石大橋まで:50Km

京都駅まで:46Km

奈良公園まで:44Km

という結果だった。

京都駅までは合計7回走ったが、この距離が往復で一日約100Kmあるだろうと思って計算していたのに、実際に測ってみると92Kmしかない。上記を参考にこれまでの走行距離を合計してみると (50*2)+(46*2)*7+114+118 = 976Kmで、1000Kmまではあと30Km近く足りない。

今日で1000Km達成完了でついに終わりだ~、とか思っていただけにこの事実に気づいたときには少なからずショックだった。たった30Km足らず、1000Kmの数%程度で誤差みたいな距離だけども、せっかくここまでやってきたことだし、幸いにも休みももう少し残っているので、最後にもう1回だけ走ってみようと思う。