■ なぜプログラムを組むのか?
遥か昔、Pixel君と出会って間もない頃に「ゲームの作り方を教えて欲しい」という要望にこたえて自作の簡単なグラフックエディタとC言語で書かれたキャラクタ表示ライブラリを渡し、ごくごく基本的なゲームの流れの組み立て方を伝えたことがありました。
Pixel君はプログラミングは初めてだったにもかかわらず真綿が水を吸うようにゲームの組み方を覚え、3日後にはキャラクタがアニメーションしながら背景のブロックの中を飛び回る事ができるようになってました。今にして思えば、これが洞窟物語の原点だったのかもしれません。
Pixel君にとって「自分の作った音楽を聴いてもらいたい」というのがゲームを作るモチベーションの一つなのだそうです。自ら絵を書き、音楽を作り、自分の中で作り上げた世界を他人にも見える形で動かし、体験してもらうための手段としてのプログラミング。
あの頃から一貫してPixel君にとってのプログラミングは、そのような世界を作るための手段であり続けているようです。