2011-01-25

KinectWiiリモコンバーチャルリアリティFPSを作ってみた(2) KinectとWiiリモコンでバーチャルリアリティFPSを作ってみた(2) - Nao_uの日記 を含むブックマーク はてなブックマーク - KinectとWiiリモコンでバーチャルリアリティFPSを作ってみた(2) - Nao_uの日記 KinectとWiiリモコンでバーチャルリアリティFPSを作ってみた(2) - Nao_uの日記 のブックマークコメント

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今回はWiiリモコンからの情報の入力にWiiYourSelf!というライブラリを使用している。このライブラリはWiiMotionPlusにも対応している。

このデモでは、Wiiリモコンプラスの機能のうち、ジャイロセンサーからの入力のみを使用して銃の動きを制御している。赤外線の位置センサーや加速度センサーは使っていない。

ジャイロセンサーは長い時間振り回していると少しづつ角度設定がずれていってしまうので、リモコンの+ボタンで角度を視線方向にリセットする機能をつけて対応している。これを改善するには静止状態を検知して、加速度センサーの入力からある程度自動で補正するような仕組みをつくるか、地磁気センサーを併用する必要がありそう。

また、上の写真のように、P90の色に合わせて新型の一体型Wiiリモコンプラスを購入してみたものの、一体型バージョンのWiiリモコンプラスは旧型とは制御方法が変わっているらしく、WiiYourSelfからは普通のWiiリモコンとしてしか認識してくれなかった。ライブラリのソースを修正しながらいろいろ試してはみたものの内部資料がないとこれ以上はどうしようもなさそうだったので、諦めて旧版の白いものを使用することになってしまったた。

旧版は大きくてジャケットも邪魔だし、小型で黒い新型はデザイン的にも黒いP90によくフィットしていただけに、とても残念。

今回使ったVR920というHMDは両眼立体視にも対応しているため、左右の目に別々の映像を送ることで奥行きも認識できるようになる。3Dテレビのように視点とテレビの距離が視聴環境ごとに違ったり、映画のようにカットによって映っているものの大きさが変わったりするなどの要素がない為に、両眼HMDでこういったリアルサイズの世界の中を動くときには、原理的には実物と変わらないような感覚で立体視できるのではないか、と思っている。

録画しながらデモを動かすと録画ツールの負荷のためにフレームレートが極端に落ちるために今回のデモは30fpsベースの可変レートで動かしているけれど、アプリ単独であれば、、余裕で60fps以上の速度で動作する。なので、このままの状態で2視点の映像をレンダリングしても速度的には問題なく動くはず。

今回はなるべく早く動画を撮るために立体視には対応しなかったけれど、こちらも面白そうなので近いうちに試してみたいと思う。