2010-01-31

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去年の夏くらいに作ってた、ARToolKitを使った立体ブロック崩しゲーム。

モニタの後ろに取り付けられたWebカメラで検出した動きにあわせて、CGを合成している。

  • 操作は手に持ったパネルを動かしてボールを跳ね返すだけ
  • 緑色のブロックをすべて破壊するとステージクリア、赤いブロックを壊すと残りタイムが減少する
  • 緑以外のブロックを一つも壊さずにクリアすると、ボーナスとして40秒が加算される
  • パネルを画面奥に押し出すような操作を行うことで、残り時間を10秒消費して追加のボールを生み出せる

「モニタを直接動かして遊べる、ボタン操作が不要なゲーム」を考えてたら最終的にこんな形に落ち着いた。

去年の日記の『電脳のぞき窓を作ってみた』をベースに最初はPTAMで作ってたんだけど、いろいろ試してみた結果、反応速度や精度不足のために激しい動きをさせるゲームを作るのは難しそうだったので、PTAMでなくARToolKitを使うことした。

PTAMのマーカーレスはとても魅力的なんだけど、激しく動かすとどうしても反応遅れてしまうので、残念ながらこういうゲームにはあまり向いていないようだった。

物理エンジンにはPTAM版のときと同様に、Bulletを使用している。

物理シミュレーションやボールの跳ね返り角度がいい感じにアナログな反応を返してくれるので、慣れてくると手元の微妙な角度調整で狙い通りにボールの跳ね返りが制御できるようになってくるのは楽しくていいんだけど、今ひとつ地味で華がないのが問題か。

去年のお盆くらいの時期にセンス・オブ・ワンダーナイトに出品したら選考は通ったっぽい雰囲気だったんだけど、あの頃の状況で平日夜に東京でプレゼンするのは無理だったんで残念な結果に。もしiPadにカメラが乗ってたらこんなのができたのかなぁ、と。ある程度のCPUパワーとカメラが使える液晶があれば、いろいろ面白いことができるんじゃないかと思う。

10インチもある液晶にカメラをつけても用途は限られるとはいえ、今回のiPadにカメラがついてないのはiPod Touchにカメラをつけないのとはまた違った理由じゃないかと勝手に想像してるので、いずれはカメラ搭載モデルが出ることに期待してみたい。