■ 「仕事で必要になったらやる」ということ
4月26日(土曜)
実際のところ
ここでやってる3Dグラフィックスシステムについて、今の業務に直接何か役に立っているかといえば、 はっきり言って何の役にも立っていません。だから道楽としてやる。
ただし、間接的にはかなり役に立っています。3Dグラフィックスシステムというのは、いろんな技術やシステムの集合体で、本質的なゴールが存在するモノではありません。それを上(アプリケーション)から下(ハードウェア)まで全部やるというのは、いろんな立場から1つの同じものを見ることのできる希有な体験です。
「何か」を表現することがゴールであり、重要なのはそれを実現すること。そのために必要なのは、その時々で実現可能な手段を模索すること。いろいろな制約のなかで、誰がどんな役回りを受け持ち、どの辺に妥協ラインを引くのか?
自分がいろんな役回りを演じられるという点では、たいへん優れた教材です。もっとも、他の人が実践できるかどうかは保証しませんが。
こういうのは仕事で必要になってから手を出してたら遅いのです。
仕事でやるってことは、投入リソースよりも多くのアウトプットを出さねばなりません。一切やったことがないヤツに任せるようなリスクを、まともなマネージャがやると思います?
極端に能力が違わないなら、多少なりとも経験のある人間に任せるのがリスクヘッジの基本。マネージメントは、今現在の手持ちリソースをいかに効率的に使うか、ということです。
「仕事で必要になったらやる」というのは、私はできませんと公言してるのと同義なのを自覚すべし。