■ Flashで動かす反応拡散方程式 パラメータ調整可能版
前回作った反応拡散方程式を、パラメータを調整できるようにしてみた。
「ランダム設定」のボタンを押すとプリセットのパラメータをランダムに設定できる。
それぞれのパラメータの意味として、「f」を増やすと広がる速度が上がり、「k」を増やすと広がりが抑えられて線が細くなり、「拡散」を増やせば線と線の間隔が広がっていく傾向があるようだ。
わずかに数値を変えただけでも組み合わせ次第で大幅に挙動が変わってしまうことがあるので、望んだ形に動かすのはけっこう難しい。
いろいろ試して見つけた特徴的な動きをするパラメータ:
小さな塊が栗まんじゅうみたいに細胞分裂しながら増殖する
f = 0.0095;
k = 0.065;
d = 0.30;
BZ反応と似たような形で、周期的に濃度が変わって収束しない
f = 0.014;
k = 0.054;
d = 0.45;
ゆっくりと成長しながら太い網目状の構造ができる
f = 0.055;
k = 0.116;
d = 0.49;
変形しながら拡大し、線が長くつながった迷路のような構造になる
f = 0.046;
k = 0.107;
d = 0.45;
高速化
- 今このタイミングでFlash9のArrayの挙動については100%誰も興味が無い.
上記リンク先を参考にしてループ内の配列アクセスのやり方を変えることで、前回のものと比べて2倍くらい高速化することができた。それでもまだ遅いので、動画は8倍速で再生している。