2007-11-27

幸運の青いスワスチカ カール・グスタフ・フォン・ローゼン伯爵 幸運の青いスワスチカ カール・グスタフ・フォン・ローゼン伯爵  - Nao_uの日記 を含むブックマーク はてなブックマーク - 幸運の青いスワスチカ カール・グスタフ・フォン・ローゼン伯爵  - Nao_uの日記 幸運の青いスワスチカ カール・グスタフ・フォン・ローゼン伯爵  - Nao_uの日記 のブックマークコメント

幸福の黄色いハンカチ」だと高倉健さんであるが、青いスワスチカ。スワスチカとは早い話鈎十字、→「卍」のことである。

 しかしこの青いスワスチカは実はフィンランド空軍の識別マークであり、かの国においては国の独立を維持したシンボルとして、格別の意味を持っている。

 だが、昨今の規制のせいで目にする機会も少なく、このマークの背景にある物語も、日本では殆ど知られていない。なんとも残念なことだ。

 そもそもなんでフィンランドはこの「卍」マークを識別マークにしていたのか?これにはあるスウェーデン貴族が大きく関わってくる。……予め断っておくが、実在の人物である。



シモ・ヘイヘ - Wikipedia シモ・ヘイヘ - Wikipedia - Nao_uの日記 を含むブックマーク はてなブックマーク - シモ・ヘイヘ - Wikipedia - Nao_uの日記 シモ・ヘイヘ - Wikipedia - Nao_uの日記 のブックマークコメント

シモ・ヘイヘ (Simo Häyhä, 1905年12月17日 - 2002年4月1日) は、フィンランドの軍人、狙撃手。史上最高のスナイパーの一人として知られ、特にフィンランドソヴィエト連邦の間で起こった冬戦争では、フィンランドが生んだもう一人の天才スナイパー、スロ・コルッカと共に、ソヴィエト赤軍の脅威の的となった。

ヘイヘは平均気温-20℃から-40℃という酷寒の中で、純白のギリースーツに身を包んで狙撃を行い、公認の記録(通常、狙撃手がその任務を果たす時は同僚が観的を行い、その"スコア"を可能な限り厳密に記録する)として505名のソヴィエト軍兵士を殺害したとされる。その超人的な活躍によりソヴィエト軍兵士からは "Belaya Smert"(Белая Смерть:ロシア語で"白い死神"の意。フィンランド語では"Valkoinen Kuolema")と仇名され、恐怖と憎悪を以って広く知られた。


ヘイヘの特殊性は射撃の精度もさることながら、その射撃の速射性にある。これを端的に示した事例として伝わるのが、ある狙撃訓練課程でいとも簡単そうに1分間に150mの距離から16発の射的に成功したという逸話である。この速射能力と、300m以内ならほぼ確実にヘッド・ショット(標的の頭部を狙う狙撃)したと言われる射撃精度が結びついた結果、恐るべき効率を以って敵軍を蹂躙する"白い死神"が誕生したのである。