2007-11-09

将棋における打ち歩詰め禁止の謎 将棋における打ち歩詰め禁止の謎  - Nao_uの日記 を含むブックマーク はてなブックマーク - 将棋における打ち歩詰め禁止の謎  - Nao_uの日記 将棋における打ち歩詰め禁止の謎  - Nao_uの日記 のブックマークコメント

平成14年3月5日現在、五冠を保持している天才棋士羽生善治は以前

「もし将棋に打ち歩詰め禁止のルールがなければ先手必勝」と言ったそうだ。

これには、同僚のプロ棋士からもハッタリでは?

との意見もあり、その真意は明らかでない。

しかし、驚くべき通算勝率を誇る羽生が言った言葉だけに、妙に説得力がある。

彼には、必勝手順が見えているのかもしれない。

そもそも、打ち歩詰禁止はいつ生まれたのだろう。

将棋は持ち駒使用など、日本文化独特の要素を含んだ謎の多いゲームである。

その持ち駒の歩だけを、最後に打って詰むのを禁じた理由には

やはりどちらかが必勝になる手順があるからなのだろうか。

これはかなり以前にガイシュツなのだが、

「二歩あり」のルールでプロの若手が試しに対局した

ことがあったらしい。もちろん非公式に。

その結果だが、300手近いものすごい長手数になったんだ

そうだ。

 その理由としては「二歩OK」だと、金銀+歩で玉を囲える

わけで、歩で囲っている玉を攻めるには攻める側も「と金」等

で攻めざるを得ず、結果的にかなりの長手数になったとのこと。

 一局しか指されなかったらしいので一概には言えないが、

「二歩あり」ルール=攻撃側が有利とは簡単には決められない

ものらしい。将棋はやっぱり奥が深い。


最後の審判 (詰将棋) 最後の審判 (詰将棋) - Nao_uの日記 を含むブックマーク はてなブックマーク - 最後の審判 (詰将棋) - Nao_uの日記 最後の審判 (詰将棋) - Nao_uの日記 のブックマークコメント

最後の審判」(さいごのしんぱん)は、縫田光司が『詰将棋パラダイス』1997年(平成9年)1月号に発表した詰将棋である。この問題では、連続王手による千日手と打ち歩詰めがテーマになっている。将棋のルールの不備を突いた形となり、「歴史に残る問題作」とまで呼ばれている。

本作発表後、将棋の禁手ルールの解釈が詰将棋ファンの間での議論となった。すなわち、上記の作意が成立するには、禁手(連続王手による千日手)で詰みを逃れる場合は「詰み」なのか「反則」なのか、打ち歩の王手でその状態を作り出したことは「打ち歩詰め」になるのかどうか、ルールの解釈が統一されておらず、解釈により本作が成立する(詰む)かどうかが決まるという状態であった。

日本将棋連盟の規約でもこの点については明記されておらず、当座の結論としては「解釈が定まるまで本作が成立するかどうかは決定不能」ということになっている。詰将棋独自でのルール制定を求める意見もあったが、2007年現在は主立った変更は行われていない。