■ [本][購入]
- "カオスと偶然の数学 ―ランダムネス、確率、そして複雑性へ" アイヴァース ピーターソン
- "眼の誕生――カンブリア紀大進化の謎を解く" アンドリュー・パーカー
- "渋滞学" 西成 活裕
- "実践 Ajax ―Web2.0 アプリケーション開発への手引き" Justin Gehtland
- "Ajax Hacks ―プロが教えるWebアプリケーション構築テクニック" Bruce W. Perry
- "ポケット図解 グーグル・アースの使い方がわかる本―グーグルワールドの真髄に迫る!" 内部 高志
- "改訂第4版 JavaScript ポケットリファレンス" 古籏 一浩
- "ActionScript 3.0ゲームプログラミングブック" 布留川 英一
- "マルドゥック・ヴェロシティ〈1〉" 冲方 丁
- "イニシエーション・ラブ" 乾 くるみ
■ [本][読了]イニシエーション・ラブ
「評判どおりの仰天作。必ず2回読みたくなる小説など、そうそうあるものじゃない」という書評に惹かれて購入。
大学四年の僕(たっくん)が彼女(マユ)に出会ったのは代打出場の合コンの席。やがてふたりはつき合うようになり、夏休み、クリスマス、学生時代最後の年をともに過ごした。マユのために東京の大企業を蹴って地元静岡の会社に就職したたっくん。ところがいきなり東京勤務を命じられてしまう。週末だけの長距離恋愛になってしまい、いつしかふたりに隙間が生じていって…。
何も考えずに読むと、ほぼ最後に至るまでは本当に普通の話として読めてしまう。1回目を読み終えた時点では話の全体を説明できる整合性のある解釈ができず、ネットでネタバレ情報を見てはじめて納得。騙された。「必ず2回読みたくなる」との評判どおり、2回目も読んでしまった。この仕掛けは小説というメディア以外では成り立たない。よくできた話。