2006-11-15

将棋ソフトの方向性は間違っていると思う件 将棋ソフトの方向性は間違っていると思う件  - Nao_uの日記 を含むブックマーク はてなブックマーク - 将棋ソフトの方向性は間違っていると思う件  - Nao_uの日記 将棋ソフトの方向性は間違っていると思う件  - Nao_uの日記 のブックマークコメント

ようは現在の将棋ソフトは強すぎるのだ。そもそもローエンドのほうが市場はでかいという大原則を思い出して欲しい。ローエンドのニーズはいったいなんなのかをきちんと考えないまま、ともかくハイエンドのさらに先を目指して突っ走っているのが現在の状況だ。この方向性で将棋ソフトを作っている限り、早晩オーバースペックに陥ってしまうだろう。というかもう既に陥ってしまってねえかと思う。

うまく負けてあげること、上達したと思える工夫、対人間でのランキング把握といったことこそが将棋ソフトの目指すべき方向だ。そしてこれは現在のプロ棋士や既存の将棋ファンにも当てはまる話だと思う。現在の将棋ソフト(もしくは将棋それ自体)は「ゲームバランス」という観点で見ると、あきらかにクソゲーの部類に入る。スペランカーよりもひどい。

これを読んで、以前に将棋ソフトで遊んでいたときのことを思い出した。

今ひとつ進みが思わしくないので、現実逃避にフリーの将棋ソフトを落として対戦してみた。将棋はコマの動かし方+α程度の知識しか持ってないけれど、CPUが相手ならいくらでも待ったがきくので満足のいく展開になるまで好きなだけやり直せるのが楽でいい。

しかし、何度もやり直しつつなんとなく攻めの形ができあがって、さぁこれから詰めるぞ、というところでCPUが20手近く先まで読んで勝手に投了してしまった。なんだか消化不良な感じ。

結構な時間をかけて相手を追い詰め、ここからどう攻めていこうか?、という面白い場面でいきなり「17手詰めで投了です」みたいなメッセージと共に勝手に終了されたときの徒労感は忘れ難い。

相手の先読みがものすごく優秀だということはわかったけれど、たぶんこのソフトはもう2度と起動しないだろう。

何にしても、将棋ソフトに限らず真剣勝負が重要とされるようなジャンルのゲームは、どうしても時間と共にターゲットの対象範囲が狭まっていく傾向になる。それを踏まえてうまく裾野を広げていく工夫は怠らないようにしていかなくては。

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レベルの違う人同士でも楽しく対戦できるようにして、入門者にそのゲームに慣れてもらえる余裕を作るためにも、自然な形で程よいハンデがつけられる仕組みは必要なのかも。

将棋連盟はとっとと将棋倶楽部24を買収してプラットフォームビジネスに乗り出すべきだ 将棋連盟はとっとと将棋倶楽部24を買収してプラットフォームビジネスに乗り出すべきだ  - Nao_uの日記 を含むブックマーク はてなブックマーク - 将棋連盟はとっとと将棋倶楽部24を買収してプラットフォームビジネスに乗り出すべきだ  - Nao_uの日記 将棋連盟はとっとと将棋倶楽部24を買収してプラットフォームビジネスに乗り出すべきだ  - Nao_uの日記 のブックマークコメント


ハチクロ」作者の次回作は将棋マンガ? 「ハチクロ」作者の次回作は将棋マンガ?  - Nao_uの日記 を含むブックマーク はてなブックマーク - 「ハチクロ」作者の次回作は将棋マンガ?  - Nao_uの日記 「ハチクロ」作者の次回作は将棋マンガ?  - Nao_uの日記 のブックマークコメント