2006-06-19

[] 2006-06-19 - Nao_uの日記 を含むブックマーク 2006-06-19 - Nao_uの日記 のブックマークコメント

最近ネットにつながらないおかげで本を読む時間が増えた。

溜まっていた本が順調に消化でき、だらだらと無目的にネットを彷徨うのに比べればずいぶん有意義な時間をすごせているように思っていた。最初のうちは。

最近買う本の大多数は、どこかで紹介された本だったりする。そんな本を読み終えた後に感想を書き留めようと思っても、紹介元の記事とほとんど同じような内容しか思い浮かばない。数が多いために速読気味に重要そうな部分を掻い摘んで、あとはどちらかというと飛ばし気味に読むような読み方をしているせいもあってか、尚更そんな傾向が強まる。その結果、読み終えても後に残るものが少ない。紹介元記事で書かれていたことを確認しただけに近い感覚になることもある。そんな状態のため、読み終えても思うことが少なくて感想を書くことがなくなってきた。文章を書く習慣も減り、読み終えた本を一覧にまとめるのさえ面倒に思える。

で、最近、そんな読み方で雑多なジャンルの本を消化するのと、同じだけの時間を使って無目的にネットを彷徨うのとではどんな差があるんだろう、などと考えるようになってきた。本代がかかっているだけ損をしてるんじゃないか、とも思えてくる。

昔は足繁く本屋に通っては面白そうな本を探すのが楽しみだった。ネットの書評サイトやAmazonの紹介を見るようになってからは、自分で探すよりも面白いものをより簡単に見つけられるようになったのが嬉しくて本を買う量が増えた。その結果、ハズレを引くことが減って購入する本の全体の質は上がった。今はそれに慣れてしまって、贅沢にもそんな状況に物足りなさを感じてしまっているだけなんだろうか。どうなんだろう。

とりあえず、今後は買う本をもう少しは減らした方が良いような気がしてきた。で、それで浮いた時間を今度は何に使おうか?