2005-01-27

[]自転車で京都まで行ってみる・6日目 自転車で京都まで行ってみる・6日目 - Nao_uの日記 を含むブックマーク はてなブックマーク - 自転車で京都まで行ってみる・6日目 - Nao_uの日記 自転車で京都まで行ってみる・6日目 - Nao_uの日記 のブックマークコメント

行きはほとんど無風、帰りはやや向かい風だけどそれほど強くは吹いてはおらず、今日も気持ちよく走ることができた。多少しんどいことであっても、日課に組み込んで習慣にしてしまえば意外となんとかなるものだな、と思う。

河川敷を走っていると本格的に自転車をやっているであろう人とすれ違ったり追い抜かれたりすることがよくある。追い風で調子よく走っているときには自分でもそのような人たちとそれほど変わらない速度で走ることもできるけれど、向かい風や上り坂になっても向こうはそのままのペースを維持して走っていくので、追いつけずにじわじわと引き離されてしまう。順風の中で快調に進む分には誰であってもそれなりの成果が出せるので、むしろ逆風の中を進むような状況でこそ本当の力がわかるものなのかなぁ、などと考えながら帰宅。いよいよ明日で一週間。

セキュリティは退却戦 セキュリティは退却戦 - Nao_uの日記 を含むブックマーク はてなブックマーク - セキュリティは退却戦 - Nao_uの日記 セキュリティは退却戦 - Nao_uの日記 のブックマークコメント

こういう技術の急激な進歩に対応して体制を変えていくのって、役所には苦手なことです。ですから、私は住基ネットから大規模な流出が起こらないとは考えにくいんですが、これ一回起きたら、被害者はもう住民票に出ている住所や生年月日くらいはあきらめて、せめてクレジットカードだけは守りたい、と思うしかないでしょう。さらに、カードも番号はしょうがないから、購買履歴だけはキープしたい、もっと進んだら、個人のデータはあきらめて軍事機密だけは守らないと、という感じで、毎年毎年防衛ラインは後退していきます。

セキュリティは退却戦であるから難しいです。そして、セキュリティを評価するのはもっと難しい。さらに、長期的にどうあるべきか考えるのはさらに難しい。なぜなら、最後には守れるものがほとんど無くなるんです。あるいは、今守られているものを守るために途方もないコストが必要になる。

http://amrita.s14.xrea.com/d/?date=20040208より

以前にも一度リンクしたことがあるけれど、データというものは一度流出してしまうともう2度と元の状態には戻すことができないのでタチが悪い。今後はきっと上記リンクにある「退却戦」に近い状態になっていくのだろう。それを少しでも食い止めるために情報が漏洩しないよう細心の注意を払う必要があるのだろうけど、セキュリティを強化するときにはそれと引き換えに利便性が犠牲になることが多い*1

自分は一人身なんで考えたこともなかったけれど、昨日コメントをいただいたtakamyさんのような主婦の方などが自分名義でないキャッシュカードを使用する場合、生体認証も複数人の登録ができないと使いにくいだろうし、専用のATMが普及するまでのしばらくの間は使える場所も限られてしまって困るかもしれない。かといって暗証番号の桁数が膨大に増えられても困るし、インターネットバンキングのパスワード表みたいなものを毎回参照するのも大変。

ついこの前、勤務先でも情報の漏洩や外部の侵入者を警戒してセキュリティが強化されたけれど、それを少々不便に感じることもある。最近ではゲーム会社でも発売前のゲームの情報やROMイメージ、ソースコードなどの流出が多発しているので仕方ないといえば仕方ないことかもしれないけど、将来的にセキュリティを強化する過程で日々の作業に支障をきたすようなことがないように願いたい。セキュリティの問題は性善説的なアプローチではどうにもならないのは分かるけれど、無精者なので世の中のごく一部の不心得者のせいで面倒なことがどんどん増えていくのはイヤだなぁ・・・と正直思う。

*1:そもそも安全性を無視して過剰な便利さを追求してしまった結果問題が起こるのだから、不便になるのではなくて本来あるべき姿に戻るだけなのかもしれないけれど。そもそも何故セキュリティが必要なのか、みたいなところから考え直してみるのも面白いかもしれない。結局は利便性と安全性のバランスの問題?