■ ネット検索は第3世代に進化するか グーグル先生を超える良回答連発、Powersetを使ってみた
Googleみたいに日本語対応してくれることに期待。将来的にこんなのが主流になって英語圏と情報収集精度で格差ができたるするのは怖い。改めて考えてみると英語圏発のサービスなのにほぼ完璧に日本語対応してるGoogleってすごいと思った。
■ Google Street View で自宅の郵便受けを見て思ったこと。
プライバシーの問題とかすでにいろいろ言われているようだけど、この居住区域の小さな路地まで全てデータ化するというのはちょっと怖いかも、と思った。
これ家に表札を掲げる習慣のないアメリカだからまだいいけど、日本でやったら一戸建ての家の表札はほとんど全部読み取れるのではないか。また Google の中の人の研究発表を聞いていると、任意の角度から撮影された看板画像等をOCRにかけてテキストデータ化するぐらいは普通に出来ているようなので、Google Maps に居住者名をつけるのもたぶん可能。特に日本では、
田中 太郎
花子
一郎
春子
みたいに家族全員のフルネームを表札に掲げていたりする人もいるわけで、これだと「田中春子」と調べたら検索結果の何番目かに「田中春子」とラベリングされた位置の情報(この場合はつまり住所)が出てくる、みたいなことも可能になる。で、法的にこれを問題にすることは出来るのだろうか?? (街頭の写真を撮るなという法律はたぶんない?し、住所と名前のリンクにしても現状で近所の人は合法的に入手できる情報で、ただ近所の範囲が全世界に広がっただけ。*1)
これは怖い。そのうち誰かやるかな?ストリートビューの画像データから取り出せる情報は他にもありそう。
■ ニコニコ学会(国際部会)、早くも本当に実現!? ― ロンドン大学 GoldSmiths の「ニコニコ動画」研究プロジェクトについてのご紹介
とはいえ、それは暢気な話ではすまされなくて、ほんと変な話、英語圏のほうがいきなりニコニコ動画の学術的研究が進んでしまう可能性が高いわけですよ。いやほんとマジで。それは上の記事で最後に触れられている、"metadata becomes content and content becomes metadata"(メタデータがコンテンツになり、コンテンツがメタデータになる)という彼の表現からも明らかだと思います。おそらくニコ動を少しでも知る人ならば、これがニコニコ動画を極めて的確に捉えている仮説であることが分かるでしょう。いや、本当にいい意味での危機感というか、刺激をもらうことができました。