■ [AR][ARToolKit]PhysXで動かす
OpenGL版のときに作っていたPhysX関連を移植してみた。
先週末の連休の最終日に作ってたんだけど、実装にかなり手間取って休日の間にスクリーンショットを取る余裕がなかったために、一週間遅れで。
マーカーを認識させようとするとまた座標系がうまく合わず、ここまで持ってくるだけでほぼ丸一日かかってしまった。移植だけで終わってしまったので、今回はあまり目新しいことはできていない。
結局、連休の三日間はほとんどずっと座標系と行列で悩み続けてた気がする。
以前に作ったOpenGL版と比べると、ちゃんと影が出るようになったのと、フレームレートが大幅に向上したたおかげで、かなり操作しやすくなった。とはいえ、マーカー板の上でオブジェクトが震えながら跳ねたり、早く動かすと飛んで行ってしまうのは変わらず。まだまだ改善の余地はありそう。
例によって限界まで山積みするのも試してみた。もうなにがなんだかよくわからない。
ジャンクの山。これだけ出しても3fpsが維持できてるのはさすが。
どうせPhysXを使うのであれば、去年末に6000円くらいで投売りされてた専用ボードを買っておけばよかった。そうすればもう少しフレームレートが上がったかもしれない。あの時点ではしばらくはPhysXを使うことなんてないだろう、と思ってスルーしてしまっていた。今買おうとするだいたい20000円以上するみたい。さすがに手が出ない。
他にも試してみたいことはいくらか残ってはいるけど、休日にいつまでもこればかりやってるわけにもいかないのでどうしたものか。
やりたいことのうちの一つはマーカーが大量に要るので、プリンタを導入しないと辛そう。いろいろ余裕が欲しい。
■ [ARToolKit]『攻殻機動隊』『電脳メガネ』どころではない拡張現実感技術の現在 | 王様の箱庭
この技術をざっくりと言いますと、『カメラの入力から特徴点を取得・追跡をすることで3D空間のマップ作りを行い、それに基づいて3Dディジタル情報を書き込み提示する』という技術です。特徴点追跡とマッピングのスレッドを分離することで、数千個の特徴点を実時間で扱うことが可能になっています。
これはすごい。動画から特徴点を抽出してカメラの動きを逆算するため、マーカが不要になるらしい。マーカを遮蔽物で隠れないようにしたり、カメラの外に出ないようにする工夫をしなくてもいいのは素晴らしい。
ここまでできるなら次はメガネが欲しい。これだけの精度が出るなら、シースルー型のHMDのトラッキングも、カメラを取り付けて画像ベースでやったほうが確実だったりするのかも。一気に応用範囲が広がりそうな気がする。