2008-01-13

[][]セルフシャドウ セルフシャドウ - Nao_uの日記 を含むブックマーク はてなブックマーク - セルフシャドウ - Nao_uの日記 セルフシャドウ - Nao_uの日記 のブックマークコメント

今日はセルフシャドウつきの影を出せるようにしてみた。浮動小数バッファが使えるようになってからちゃんとした影を作ったことがなかったので、ちょうどいい機会。あいかわらず行列の計算に手間取ったけれど、一応動くところまではできた。

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ライティング+影生成。もう少し綺麗に出ないかといろいろ試してみたけど、あまりうまくいかなかった。境界部分のノイズのようなアーティファクトも完全には消しきれていないので、まだ調整が必要。一応影方向から平行光源が当たっているけど、手抜きで影自体は2パス目にアルファブレンドで色を落としているだけなので、光源処理がキャンセルされるわけではないあたりの不自然さもいずれ改善したい。

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光源方向を部屋の環境と合わせると、背景と実によくなじむ。

置いてみてから気づいたのだけど、はちゅねモデルは本来黒フチをだすための法線が逆向きの裏面ポリゴンが最前面にあるため、光源が逆方向から当たってしまっている。マテリアルまわりを見直して対応しないといけないか。

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モーションで動けばそれにあわせて影も動く。影があるとやはり存在感が違う。アンチエイリアスもかけてあるのでCG臭さもだいぶ消えた。写実的に見える小さな物体が実写に溶け込んで動いているのは奇妙な現実感があり、なんだか不思議な感じがする。もし目の前に小人さんとか妖精さんとかがいたりしたらこんな風に見えるのだろうか。

右下のマーカーを基準に光源の位置を決めているので、手のひらの上でモデルを回したときにも光源や影はそのまま反映されるし、マーカーに仕込まれている透明モデルのおかげで、板の向こう側にある3Dモデルもちゃんと隠れる。

あと、スクリーンショットは取ってないけど、実在する物体が合成された3Dモデルにめり込んでいる絵面はかなり奇妙で新鮮だった。干渉してめり込んだ部分に断面部分をレンダリングして合成するとか、いろいろ面白いことができそうな気がする。

ARToolKit初音ミク(その5):影をつけてみるテスト

http://www.nicovideo.jp/watch/sm1970577

既に同じようなことをやって動画を上げている人がいた。動くとちょうどこんな感じ。