■ [本][購入][感想]人類は衰退しました
最近よく名前を見かけて気になっていたところに、medtoolzさんのところでも取り上げられてたので購入。初版は売り切れで希少になっていたらしく本の帯に「増刷が完了しました!」と書かれていて、同時に注文した中でもこの本だけ届くのが遅れてた。
一気に読み終えてしまったので、下記リンクのネタバレな解釈も見てみた。これは続きも楽しみ。
物語前半、主人公に捕まえられた3 人の妖精さんは、何もしていないのに4人に増える。
これはたぶん、ライフゲームの誕生ルール、「周囲に生きているセルが3つある空間には、次の世代に新しいセルが誕生する」から引っ張っている。
物語中、妖精の数は急激に増えたり、あるいはいなくなってしまったり。
妖精さんは、どこかに隠れているんじゃなくて、周囲セルの環境に応じて 誕生、維持、死亡の 3つのパターンをとっているんだと思う。
なんで3人の妖精さんが4人に増えたのかは気になっていたのだけど、この発想は無かった・・・。なんとなく納得。
■ ライフゲイムの宇宙
1990に出て絶版になっていた本で、復刊.comに要望を出して再販されたときに入手。はじめてこの本の存在を知ったのは甲殻機動隊の欄外だったような。
ライフゲーム関連で検索してると「マインスイーパーは万能チューリングマシン」みたいな話もあった。ディアスポラも「ワンの絨毯」の中のイカの話が一番面白かっただけに、このマインスイーパーの件がリンク切れで詳細がわからないのが残念。
現時点でこういう類のものの中で生命のようなものが生まれてこないのは単純に規模の問題なのか、それとも本質的に何かが足りてないのか、できることなら自分が生きてる間には何かしらの結論が出てくれることに期待したいところ。