■ [ゲーム][感想]FF5 低レベルクリアのその後
http://game.g.hatena.ne.jp/Nao_u/20061015の続き。
とりあえず鬼門だったビッグブリッジを無事突破。前哨戦のプチチャリオットはガルキマセラを放って「死の宣告」をかけたあとはずっと隠れていればほぼ確実にやり過ごせるし、ギルガメッシュは第一世界から連れてきたサンドベアの2300ダメージ+針千本の確定1000ダメージのおかげで、反省イベント後のシェル+プロテス状態もファリスが生き延びて針千本を2回当てることができればそれだけで終わる。作戦を微修正しながら7、8回のリトライで勝利できた。
大昔に挑戦したときには安定して勝てずに苦労していたプチチャリオット戦が、今回の作戦だと1ターン目にうまく狙った対象に死の宣告が当たれば100%勝利できるようになったので前回に比べると精神的プレッシャーも少なく、あまりに簡単で拍子抜けするくらいにあっさりと勝利。
その後も、滝の洞窟にいるティラザウルスはアンデッドなのでフェニックスの尾で即死させられるし、バル城のアブダクターは風水士の竜巻が当たれば一発で瀕死になる。飛龍の谷のボーンドラゴンとドラゴンゾンビーはレクイエムを歌っていれば終わるし、飛竜草はゴーレムで守ってミサイルで削れば余裕。さすがにこれだけ情報が揃っていれば、極限低レベルクリアといえども普通のRPGを遊ぶのと大差ない感覚で進める。
一般にはとんでもない苦行プレイを強いられると思われがちな低レベルクリアも、FF5に関しては効率よく進めればさほど大変なことではなかったりする。基本的に全ての敵から逃げる必要があるため、常にとんずらとダッシュができるシーフがパーティにいるおかげで移動はとても快適。雑魚敵からはほぼ確実に逃げられるので、ダンジョン探索は無人の野を行くがごとく自由に徘徊できて、エンカウントが鬱陶しくない。
突き詰めれば経験値だけでなくアビリティポイントも取得しなくてもクリアできるようなゲームなので、特に制限のないただの低レベルクリアなら、原理的にはほとんど稼ぐことなくゲームが進められる可能性もある。*1
また、今回はGBA版で追加された「どこでも中断機能」を利用した電源パターンも使える。一度中断してゲームを再開した後はかならず決められた歩数で敵が出現し、敵出現テーブルもリセットされて毎回同じ敵が出現する事を利用して、ABP稼ぎに有効な敵と確実にエンカウントしたり、捉える必要があるモンスターと簡単に会うことができる。
ギルガメの洞窟では2歩歩くごとに中断を繰り返せば敵が出現しなくなってギルガメとエンカウントすることなく奥まで到達でき、2~3分毎に確実に8万ギルづつ稼げたりもする。以前SFC版で必死になって稼いでいた苦労は何だったんだ、と思えるくらいに高効率。
そういったいろいろな技を駆使しているおかげで、お手軽すぎて拍子抜けするくらいにサクサクとゲームが進む。楽なのはいいんだけど、これでは達成感が薄いなぁ・・・なんて思ってしまうのは贅沢か。
■ FF5の低レベルクリアは製作側からあからさまに意図し準備されたプレイスタイル
- http://hatotech.org/kumatch/archives/2004/06/09/ff5.html
- http://web.archive.org/web/20100107214650/http://hatotech.org/kumatch/archives/2004/06/09/ff5.html
昔プレイしてたときには本当にそうなのか自信は持てなかったけれど、今回ひさびさにプレイしてみて、やっぱり低レベルクリアのための仕掛けがいくつも仕込まれていたんだ、という確信が持てた。
あんなメジャーな大作タイトルでよくこんな調整ができたものだと思う。
*1:実際にはよほど計画的にやらないと難しいだろうけど。