とりあえず次世代機を中心に見て回ってきた。人が多くて疲れた。
■ PS3 
今回はじめてＰＳ３の実機で動いているゲームをプレイできるので期待していたが、実際に触ってみるとどこも苦戦している事がよくわかった。
RIDGE RACER7
60fps安定。基本的には360版と同じように見えた。
機動戦士ガンダム ターゲット イン サイト
20～30fps?。フレームレート不安定。完成度がとても低い印象。
ローンチで買いたいと思えるゲームが消去法でこれしかなかったんだけど、どうしたものか。
CODED ARMS ASSAULT
20fps？かなり重い。エフェクトは独特で面白いが、画面はやや見づらい印象。前の人がプレイ中に突然ストップ。他人事ながらちょっと心臓に悪い。どうやら熱暴走っぽい？
再起動時にUnreal Engineのロゴがでていた。再起動にはかなり時間がかかったような。ただでさえフレームレートが低いのにアナログスティックの調整が甘いのか照準がデジタル的にしか動かせず、ヘッドショットが狙いづらいなどFPSとしてはとても遊びにくかった。
デビル メイ クライ4
ゲーム中60fps、イベント30fps。ゲーム中もエフェクトが大写しになると一瞬落ちる。絵作りがこなれているせいかそれなりに綺麗には見えた。基本的には良くも悪くもPS2同様の絵や内容をそのまま高解像度にした感じ。
バーチャファイター5
この時期にこれだけ動いているなら安心か。スティックを買いなおさないといけないのが辛い。
THE EYE OF JUDGMENT
カードの認識が上手くいかず、上から照らすライトの光量を調整しているのを見かけた。画像認識は案外シビアなのかも？ルールはＭＴＧ風に見えたのだけど、これって通信対戦をするときには不正がやり放題だったりしないんだろうか。
WARHAWK
チーム戦ができる乗り物主体のＦＰＳ。バトルフィールドシリーズに近い雰囲気。
歩兵時は普通のＦＰＳ操作だけど、空を飛ぶ戦闘機に乗ると加速度センサーを使った操作に。コントローラーをそのままで持ち変えることなくそれなりに直感的に操作できるのは良いかも。
デモでは１０対１０のチーム戦をやっていたが、戦闘機を使った空中戦と、戦車や３人乗りジープを使う地上戦があまり噛み合っていなかったのはショー用のルールが単純なせいか。
Heavenly Sword
30fps。それなりに絵が作られていて簡単操作で技がいろいろ出て敵をなぎ倒していくタイプのゲーム。モーションは派手だけど、振り向きがその場でできなかったり技後の硬直時間が長いなど、海外製っぽい操作感覚。キャラが大写しで周りの状況が把握できないが、適当に振り回しているだけでも雑魚は勝手に死ぬ。ボス戦時にはQTE風のコマンド入力も。最近流行なんでよく見かけるけど、長い尺のものを何度も見るのは飽きやすいかも。
ショーでは闘技場内の限られたエリアで戦う形になっていたが、この先はどういう展開になるんだろう？
MotorStorm
20fps*1?にモーションブラー。個人的には嫌いなタイプのゲームではないが、最近この手のジャンルの他のゲームが良くできているだけに、もう一つ突き抜けた爽快感が欲しい。
グランツーリスモ HD
60fpsを維持できず、時折フレーム落ちしていたような。画面はＰＳ２をそのまま高解像度にしたような感じ。
■ Xbox360 
とりあえずこの冬に向けて手持ちのネタを全部突っ込んで勝負をかけようとしているような印象だった。
発売間近なゲームなどはXboxLiveで体験版や動画がダウンロードできるだろうと思ってあまり会場ではあまり触らずにいたら、帰宅して試してみると天誅の体験版が増えていた程度だったので、ちょっと拍子抜け。
ガンダム オペレーション トロイ
20fps？かなり重い。このゲームもプレイ待ちのあいだにストップしていた。
モビルスーツにも乗れるFPS。が、開発中バージョンだということを割り引いても操作性が非常に悪い。ただでさえフレームレートが低いのに、銃口が画面中央にないせいで照準とずれたところに着弾するためにヘッドショットを狙おうとしたら頭一つ分横を撃たないと当たらなかったり、どう見ても敵に当たっているようにしか見えない弾がすり抜けたり。FPS部分だけでなく、モビルスーツに乗っても楽しくない。雑誌の記事を見ているとＰＳ３版より面白そうに見えたんだけど・・・。
ロストオデッセイ
ムービーはよかったが、その後のプレイアブル部分とのギャップが。やることはごく普通のＲＰＧ。
普通に「戦う」を選ぶだけでもプリレンダ同様のバリエーション豊かな迫力ある戦闘シーンが見られる、とかに期待してたんだけど。
ブルードラゴン
普通。
地球防衛軍Ｘ
一緒に戦ってくれる隊員が増え、新たな種類の敵が追加された以外は基本的に同じ。２分割でプレイしても高解像度で画面が見やすく、前ほどは処理落ちも酷くないのが嬉しい。
■ Wii 
残念ながらプレイアブル出展は無し。展示されている作品数も少なく、今回のショーではかなり存在感が薄かった。今後はどのように展開していくつもりなんだろう？
■ 雑感 
高性能次世代機全般の印象としては、想像の範疇内かそれ以下な感じ。
解像度が上がったかわりにフレームレートが落ちている。特にエフェクトが多量に出ると簡単に処理落ちしてしまうゲームが多い。高解像度だと縮小バッファへの描画は必須か。全体に読み込み時間も長くなり、止め絵のレベルでは絵が綺麗になったとしても最終的なゲームそのもののクオリティや遊びやすさが下がるのでは意味がない。
とくにPS3はローンチ前だから仕方が無いことなのかもしれないけれど、ゲーム内容もＰＳ２やPCで既にあるものと同程度かそれ以下のものばかりで、未だ魅力に乏しい。360のゲームも全体にやや凡庸な印象が。
あと、かなり頻繁に熱暴走？で停止しているのを見かけたのが気になった。一緒に行った人の話では、暴走したPS３をリセットするために蓋を開けると、筐体中に冷却シートと扇風機がセットされているのが見えたそうだ。初期版の人柱率はけっこう高そうな気配。
会場は想像以上に人が多くて見るものを絞る必要があったのでＰＳ３やXboX360を中心に見て回り、ＤＳや携帯等のゲームはざっと眺めて幾つかのソフトを軽く触った程度だったけれど、後から考えるともっとこちらに時間を割いてもよかったのかな、とも思った。この辺は継続的に追いかけていくしかないか。
あと、FPSっぽいゲームを日本人が作ると、あまり面白くないものに仕上がりやすいのはなぜなんだろう？
■ 「次世代機W杯」開催地は北米，日本メーカーはAwayで勝てるか？---現役プロデューサがディスカッション 
今更こんなことを真顔で語っているんだとしたらちょっと怖い。
■ 超異例…ＰＳ３発売前に値下げ、苦戦予想に戦略転換 
あとは安いほうがちゃんと発売日に手に入るかどうかが問題か。前例もあるし。
*1：フレームレートは目算なんで自信なし。
