■ meqon物理ライブラリ
■ 失礼なぐらい馬鹿げた映画物理
■ [本]DATA WATCH No.3,4 1800万人のデータから読むリアル・マーケット
TUTAYAの顧客データ1800万人分から抽出した、雑誌やCDの売り上げ比率
と男女比、年齢層などの細かい顧客データが掲載されている。
ゲーム雑誌ではファミ通より電撃PS2の方が売れている、3位のゲーム
キューブ雑誌は半分以上が30台以上の主婦が購入(母親?)、アニメ
雑誌に関してはかなり住み分けが進んでいる、などいろいろ面白い情報が
得られた。
■ [本]物理学と神
物理学の発展をその時その時の神の概念と照らし合わせながら平易に解説。
絶対唯一の存在から、宇宙に最初の一撃を与えたあとは決定論的に事が
進むために不要な存在になって死んでしまったり、サイコロ遊びに耽って
みたり細部に宿ってみたりといろいろ大変。
説明もわかりやすく広い範囲を網羅しているので楽しく読めた。
宇宙の仕組みについてかなりの部分が研究されてわかっているように
思っていたが、まだまだわからないことは多い。
■ [本]憂うつ、興味・意欲の減退、不眠―うつ病
てっきり鬱になる人は必ず周期的に躁にもなるものだと思っていたが、
そういうのは双極性障害と呼ばれていて、うつ病の形態の一つに過ぎ
ないらしい。
季節性で周期を繰り返すものや、朝に調子が悪いけど夜に改善される
傾向にある、などそういうもんなんだ、とちょっと納得。
■ [本]「思考」が運命を変える
本の中で言っている事にやや論理的な厳密性に欠けるように感じた
ものの、啓発本にしてはどちらかといえ論理的に書かれている方なの
かもしれない。
思考や自己をコントロールするのに、科学者が自然に対して行うような
客観的な分析を自分自身に対しても行え、というのは納得のいく話だが、
その結果、何が正しいかがはっきりわかり、足し算の答えが正しいこと
がはっきりしているのと同じように正しいとわかる行動が行えるように
なる、という考え方はちょっと怖いように感じた。
何を持って「正しい」とすればいいのやら。
■ [本]タコはいかにしてタコになったか―わからないことだらけの生物学
タコの興りや生態について書かれていることに期待していたが、実際は
単細胞生物から哺乳類までの生態を進化論にからめてざっと網羅した
ような内容だった。
20年近く前に書かれた本のため、進化や適応に関しての考え方が古く
感じられたり、本のタイトルもにあるように頻繁に「進化にはわから
ないことが多い」等と書かれていたりするのが気になったが、線形動物や
環形動物、粘菌などについての大まかな知識は得られた。
それにしても、生物学ですらたった20年でこれだけ内容が古くなって
しまうのだから、他の分野も含めてもう10年後、20年後にはどう
なっているんだろう。
とりあえず次は粘菌について書かれた本を探してみたい。