■ [本][天才と分裂病の進化論][読了]
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4105419013/qid%3D1082993467/250-8227713-4594607
精神分裂病(統合失調症)は、人種を問わず遺伝的要因により、常に一定確率で
発生している。
これは、人種が分化する以前の遥か昔にそのような因子を持つ変異体が存在し、
現世人類は全てその個体の子孫であることの証拠らしい。
分裂症気質を持った個体は言語・宗教などの発展に大きな影響を与え、多様で
良くも悪くも人間的な文化を生み出した。
その結果、当時の動物的で素朴な生活を営んでいたネアンデルタール人を駆逐
し、その後世界に広がって各人種へと分化していったのではないかと考えられて
いる。
その後の人類の発展にも、分裂症気質を持った人間がこれまでの常識を超える
ような新しい発明・発想を行ってきた事例が多々あるようだ。
■ [本][天才はなぜ生まれるのか][読了]
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4480061665/qid%3D1082993537/250-8227713-4594607
天才と呼ばれた人、またはその家系や近親者には統合失調症や多動症、アス
ペルガー症候群などの脳の機能障害を持っていた人が多いらしい。
そのような機能障害は悪く出る部分もある反面、その人の天才性を支える
重要な鍵になっている場合が多い。
「天才と分裂病の進化論」「心はどのように遺伝するか」にもあったように、
遺伝的要因は人の思考や行動に無視できないくらいの大きな影響を与えている。
遺伝とは無関係なはずの環境の影響もあるとはいえ、その環境すら遺伝的な
好みで本人が指向性をもって選ぶのであれば、思っていた以上に遺伝の影響は
大きいのかもしれない。
■ 心はどのように遺伝するか―双生児が語る新しい遺伝観
■ [本][宇宙には意志がある―最新科学がついに解明][読了]
物理学の興りと進歩をわかりやすく一通り解説。
ただ、後半の人間原理の解説に入ったあたりから途端に怪しくなる。
さすがに結論を先走りすぎてるような。ここまで来るとほとんど宗教と変わらない気がする。